日本語教師養成コラム

リスキリング講座おすすめ4選!メリット・デメリットも紹介

公開日:2025.02.07 更新日:2025.02.21

監修者の写真

監修者情報

松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

リスキリング講座おすすめ4選!メリット・デメリットも紹介.webp

リスキリング講座は、今後の仕事に役立つスキルを習得し、職業選択の幅を広げる手段として注目されています。

とはいえその種類は膨大なため、「どのリスキリング講座を受ければよいの?」「独学よりも効果があるの?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

ルネサンス日本語学院 修正バナー.jpg

そこで本記事では、おすすめのリスキリング講座を、独学と比較した際のメリットやデメリットとともにご紹介します。

時代に即したスキルを習得したい方は、必見です。

リスキリング講座で学びたいスキル

リスキリング講座で学びたいスキル.jpg

リスキリング講座のなかでも、将来的に需要が高まっていくスキルを習得できるものは特に人気があります。

ここでは人気の高い4つのスキルをご紹介しますので、リスキリング講座を選ぶ際の参考になさってください。


<関連記事> リスキリングでは何を学ぶべき?学習内容の選び方も解説

日本語教師

グローバル化によって日本企業が海外進出しているのと同時に、国内における外国人労働者の人口が増加傾向にあります。

それに伴って、日本語教育に関するリスキリング講座の人気が高まっています。

日本に入国予定の従業員に対して日本語教育を行っている海外企業も多く、
日本語教師の活躍できる場は今後も増えていくでしょう。

ただし、日本語教師の国家資格化に伴い、文部科学大臣の認定を受けた"認定日本語教育機関"で働くには、
登録日本語教員の国家資格の取得が必要です。

日本語のリスキリング講座のなかには、国家資格「登録日本語教員」の資格取得を
目的としないものも存在していますので、ご注意ください。

ITスキル

AI技術の進化やDX化が著しい昨今、デジタル技術を駆使して業務を効率化できる人材が求められているため、
これらのスキルを学べるリスキリング講座も人気があります。

デジタル社会において利益を最大化するためには、DX化を進めて、
ものが売れる仕組みを確立できるかどうかがカギになります。

そこで役立つのがITスキルで、新しい技術を開発できるレベルの人材は特に貴重です。

ITスキルを独学で身につけるのは難しいですが、リスキリング講座であれば効率的に学ぶことができます

Webマーケティングスキル

商品やサービスのプロモーションをWeb上で行うスキルを習得すれば、さまざまな企業から重宝されるようになります。

近年では、自社のサービスについて紹介する手法として、HPやSNSを通じて
情報発信を行うWebマーケティングが主流になってきました。

イベントなどの対面でのプロモーションと比較して安価で始められるうえに、
より多くの顧客に対してアプローチできるようになるため、ぜひノウハウを身につけておきたいところです。

コミュニケーションスキル

時代や業種に関係なく、どの職場でも役立つのがコミュニケーションスキルです。

営業力やマネジメントスキルなど、コミュニケーションスキルがあれば、チーム内での意思疎通がスムーズになり、
取引先と良好な関係を築くことも可能です。

これによって利益の最大化を図れるだけでなく、職場環境の活性化も期待できます。

今後の働き方を見据えて、最適なコミュニケーションスキルが身につくリスキリング講座を選んでみてください。

リスキリング講座を活用するメリット

リスキリング講座を活用するメリット.jpg

前述のようなスキルを身につけるにあたって、独学ではなくリスキリング講座を活用することで、
いくつかのメリットを得られます。

以下3つのメリットを把握したうえで、スキルアップを目指しましょう。

メリット①新たなスキルや知識を効率良く習得できる

リスキリング講座を受ける最大のメリットは、新しいスキルや知識を効率的に身につけられる点です。

時代の変化に即した新たなスキルや知識は、これからの活躍の場を広げる武器となります。

しかし独学で習得するのは困難な場合も多く、ビジネスシーンで活かせるレベルに至るまでに、
かなりの時間を要することも少なくありません。

その点、リスキリング講座ではその道のプロがわかりやすく教えてくれるため、学習の効率が上がります


<関連記事>リスキリングで取得したい資格・検定16選!選び方も紹介

メリット②新たな分野や職種について効率よく深く学べる

今まで触れてこなかった分野や職種についての知識を独学以上に深められるのも、
リスキリング講座を受けるメリットの一つです。

転職を目的として学習を始めるとき、その内容のほとんどは未知の領域であるケースが多いでしょう。

これを独学で習得することは非常に困難で、学習の進め方がわからずに挫折してしまうおそれもあります。

受講者ごとの理解度や難しい点を考慮しながら教えてもらえるリスキリング講座であれば、
未知の分野や職種についての勉強も独学より効率よく学ぶことができるはずです。

メリット③助成金を受け取れる可能性がある

リスキリング講座を受ける際には、特定の機関から金銭的な支援を受けられるかもしれません。

経済産業省が実施している"リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業"を活用すれば、
対象となるリスキリング講座の受講料のうち、最大70%分の助成金を受け取れます。

この制度の対象者は、現在企業に在籍しており、講座の受講後に雇用主の変更を伴う転職を目指している方です。

また、厚生労働省が実施している制度により、"職業訓練給付金"を貰える可能性があります。

ご自身が検討しているリスキリング講座がどの助成金の対象であるかどうか、確かめてみてください。

リスキリング講座を活用するデメリット

リスキリング講座を活用するデメリット.jpg

リスキリング講座には前述のようなメリットがある反面、デメリットも存在します。

講座の開始後に「こんなはずではなかった......」と後悔しないためにも、事前に必ず確認しておきましょう。

デメリット①学習へのモチベーションを保てない可能性がある

リスキリング講座では、必ずしも興味のある項目だけを学べるとは限らないため、
モチベーションの維持が難しいかもしれません。

習得を目指しているスキルの講座とはいえ、ときには関心の薄い内容について学ばなければならない場合もあります。

興味のないことを学ぶ際はモチベーションを保ちにくく、途中で挫折してしまいがちです。

とはいえ、これは独学においても同じことがいえます。

リスキリング講座を受けていて挫折しそうになったときは、モチベーションを高く維持できるように、
習得したスキルを活かして働いている姿を思い浮かべてみましょう

デメリット②スキルを身につけてもすぐに使えないことがある

せっかく時間と費用をかけてリスキリング講座を受けても、習得したスキルをすぐに活かせない場合もあります。

たとえば英語のリスキリング講座を修了して、外資系の企業への転職を考えていても、
採用されなければ身につけた語学力を発揮できません。

リスキリングが転職において有利に働く可能性が高いのは事実ですが、
それでも未経験で新たな職に就くことは難しいものです。

さらに、リスキリング講座の修了後に期間が空いてしまうと、身につけたスキルは徐々に低下していきます。

すぐに転職できない可能性も考慮して、自己学習を怠らないようにしましょう


<関連記事>登録日本語教員の制度はいつから?資格の詳細や必要性を解説

リスキリング講座を選ぶ際に確認しておきたいポイント

リスキリング講座を選ぶ際に確認しておきたいポイント.jpg

ここまでの内容を踏まえて、実際にリスキリング講座を受けたいとお考えの方に向けて、
以下では講座を選ぶときに確かめておきたいポイントを解説します。

ご自身にとって最適なリスキリング講座を選べるよう、参考にしてみてください。

ポイント①学べる内容が目的に合っているか

初めに確認しておきたいのは、そのリスキリング講座でどのようなスキルを習得できるのかという点です。

リスキリング講座を受ける最大の目的は、新たな仕事を行っていくうえで必要になるスキルを身につけることです。

そのため、今後にあまり活かせないスキルを習得しても意味がありません。

理想的な働き方を実現させるのに必要なスキルを見極めて、適切な講座を選択する必要があります。

ポイント②料金体系は適正か

リスキリング講座の料金体系も、事前に確かめておきたいところです。

同じスキルの習得を目指せるリスキリング講座でも、サービスの提供者によって料金体系が異なります。

無料・有料をはじめ、課金モデルの違いなど、受講者のニーズに合わせてさまざまな講座が提供されています。

どのリスキリング講座を受ければよいのかわからない場合や、費用がネックなときには、
無料のものから試してみるのもおすすめです。

また、メリットの項でもお伝えした通り、特定のリスキリング講座においては助成金を受け取れる可能性があります。

費用の高さを理由に受講を諦める前に、ご自身が助成金を受け取れるかどうか、必ず確認しましょう。

ポイント③継続しやすい講座の形態か

料金体系と同様に、リスキリング講座の提供形態が自分に合っているかどうかも、
あらかじめチェックしておきたい項目です。

何種類かある提供形態のなかでも、オンラインで受けられるeラーニング形式のリスキリング講座は特に人気があります。

この形態の最大のメリットは、好きなときに講座を受けられる点です。

通勤や予定の合間などの空いた時間を有効活用できるため、効率よくスキルの習得を目指せます。

さらに、繰り返し視聴することが可能な場合もあり、内容を理解できないまま講義が進んでしまう心配もありません。


<関連記事>【最新】日本語教員試験とは?試験内容や合格基準を解説

リスキリング講座おすすめ4選

リスキリング講座おすすめ4選.jpg

最後に、数あるリスキリング講座のなかから、厳選した4つをご紹介します。

ぜひ、ご自身にぴったりな講座を探してみてください。

①ルネサンス日本語学院

ルネサンス日本語学院の日本語教師養成講座は、認定日本語教育機関で働くために
今後求められていくであろう国家資格「登録日本語教員」の資格取得を目指せるリスキリング講座です。

eラーニングと通学のハイブリッド形式を採用しており、実践科目と教育実習を除いて、
全カリキュラムの約7割がオンラインで完結する点が魅力的です。

加えて、ルネサンス日本語学院の"登録日本語教員養成・実践研修コース"は、経済産業省が実施している、
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象講座となっています。

この制度の対象外である離職中の方も、厚生労働省の政策で助成金を受け取れる可能性があるため、
受講前に確認しておきましょう。

ルネサンス日本語学院の詳細

ラインナップと料金

登録日本語教員養成・実践研修コース:556,103円(税込)

日本語教員国家試験対策コース:121,550円(税込)

強み

・登録日本語教員の国家資格の習得を目指せる

・登録日本語教員の国家資格の習得を目指せる

・eラーニング中心の講座で、効率よく学べる

・条件を満たしていれば、助成金を貰いながら受講できる

②HUG

HUGとは、ユーキャンと博報堂、RUHの3社が協同で提供しているリスキリング転職サービスのことです。

通信教育講座の大手であるユーキャンが手がけているサービスなだけあって、
習得できるスキルが豊富な点を最大の強みとしています。

一般的なリスキリング講座とは違って転職支援サービスが内包されており、スキルの習得だけでなく、
次の会社に移るまでの総合的なサポートを受けることも可能です。

またHUGでは、無料のキャリアカウンセリングも実施しています。

土日・祝日を含む夜間もオンラインでカウンセリングを受けられるので、
なかなか時間がとれない方も安心して利用できます。

HUGの詳細

ラインナップと料金

資格取得講座

ビジネススキル基礎講座

BtoBセールス営業スキル講座

ITエンジニア講座

デジタルマーケティング講座

※各講座の料金については要問い合わせ

強み

・幅広いジャンルについて学習できる

・無料のキャリアカウンセリングを受けられる

・市場価値の向上から転職まで総合的にサポートしてもらえる

③イマカラ

Webマーケティングのリスキリング講座をお探しであれば、イマカラがおすすめです。

イマカラでは、実際の広告媒体アカウントを使用した体験型のカリキュラムが提供されているため、
実践的なWebマーケティングを学ぶことができます。

個別授業や質疑応答専用のチャットも用意されており、疑問や不安をすぐに解消できる環境が整っています。

万が一サービスに不満がある場合、契約から8日以内に限り返金保証がついているので、
気軽に始めやすいのも嬉しいポイントです。

副業としても人気のWebマーケターに興味がある方は、無料のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

イマカラの詳細

ラインナップと料金

Google・Yahoo!・Microsoft:13時間/195,000円(税抜)~

SNS:11時間/165,000円(税抜)~

GA4:11時間/165,000円(税抜)~

強み

・10年以上の実績をもつWeb広告代理店が運営している

・実践的なWeb広告運用を学べる

・契約から8日以内は返金保証がある

④ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーでは、近年人気が高まっている、英語力を養うためのリスキリング講座を提供しています。

本講座の最大の特徴は、マイクロラーニング形式が採用されている点です。

マイクロラーニングはひとコマ10分程度の教材を使用して学ぶ形式で、eラーニングよりもさらに時間が短く、
気楽に受講できるというメリットがあります。

さらに、ヒューマンアカデミーは講座の種類も豊富で、目的に応じて4つのコースから選ぶことができます。

「TOEICで履歴書に書けるレベルの点数を取りたい」「ビジネスに役立つ英語を習得したい」など、
ご自身の目的に合った講座がきっと見つかるはずです。

ヒューマンアカデミーの詳細

ラインナップと料金

TOEIC対策講座トライデント400:27,060円(税込)~

TOEIC対策講座トライデント500:27,060円(税込)~

TOEIC対策講座トライデント650:27,060円(税込)~

ビジネス英語講座:33,000円(税込)~

強み

・近年特に人気の高い英語力を身につけられる

・マイクロラーニング形式で気楽に学べる

・目的ごとに細かく講座が分かれている

職業選択の幅を広げられるリスキリング講座を利用する際は、自己学習を怠らないことが大切

30934931_s.jpg

今回は、おすすめのリスキリング講座を、独学と比較した際のメリットやデメリットとともにご紹介しました。

リスキリング講座は、ITスキルなどの新しいスキルを身につけて、職業選択の幅を広げるのに役立ちます。

ただし習得したスキルをすぐに活かせるとは限らないため、日々の自己学習を怠らないことが大切です。

本記事の内容を参考に、目指しているキャリアを実現できるリスキリング講座を選びましょう。


<関連記事>オンライン日本語教師は誰でもなれる? 働き方や必要な資格、気になる需要を解説



日本語教師養成講座ならルネサンス日本語学院にぜひお問い合わせください。

リスキリング講座のなかでも、日本語教育に興味をお持ちの方は、「登録日本語教員養成・実践研修コース」がおすすめです。

実務経験豊富な講師陣が、皆様のキャリアチェンジをお手伝いさせていただきます。

ルネサンス日本語学院 修正バナー.jpg

この記事の監修者

監修者の写真

松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。