日本語教師とは?

日本語教師とはどんな仕事?

日本語教師とはどんな仕事?

日本語を母語としない外国人学習者に日本語を教える仕事です。

日本人なら誰でもできるわけではありません。
例えば皆さんは、以下の質問にどうやって答えますか。

  • どうして日本語には存在を表すことばが「ある」と「いる」の二つあるのか。
  • どうしてお腹がすいた時に「何か食べるものない?」というのか。
  • どうして千キロも離れた所と電話で話していても「そこ」なのか。

日本人は当たり前のこととして使っていますが、日本語を知らない外国人から見たら、どうして使い分けられるのか、不思議に思います。
私たち日本人が普段意識していない、これらの日本語の使い方のルールを教えるのが、日本語教師なのです。

日本語教師の資格は
「登録日本語教員」へ

日本語教師の資格は2024年4月1日から国家資格「登録日本語教員」になることが法律で決まりました。
「登録日本語教員」についての詳細や最新情報やこちらから 「登録日本語教員とは

日本語教師の仕事内容

日本語の学習サポート

  • 読み方
  • 書き方
  • 発音の仕方
  • 会話の指導

授業のサポート

  • 教材の作成
  • テストの採点
  • 提出物の添削
  • 進路相談
  • 事務作業

日本の暮らしサポート

  • 生活ルール
  • 文化や習慣
  • 歴史
  • ビジネスマナー

日本語学習者以外への
サポート

  • 企業
  • 勤務先
  • 保護者
  • 親族
  • 配偶者
  • お子様

日本語教師の仕事は、外国人学習者に日本語や、日本で生きていくうえで必要な知識を教えることです。
たとえば、文学指導や文法・会話・作文といった日本語はもちろん、日本での生活ルール(ごみの分別、交通ルール、公共交通機関の利用方法)など。
ほかにも、生徒への進学指導や行事の企画運営、コースデザイン、カリキュラム作成など、実際の業務内容は多岐にわたります。

さまざまな業務があるなかで、日本語教師の仕事に欠かせないのは「相手の文化やバックグラウンドを知ろうとする気持ち」を持つことです。
たとえば、学習者によって信仰している宗教が違うので、服装や作法など事前に共有される情報は頭に入れたうえで、それぞれを尊重する姿勢で接します。
「自分たちのことを話す」「日本のことを知ってもらう」だけではなく相手を知ろうとするコミュニケーションスキルは欠かせません。

言葉が通じないという前提があるからこそ、ほかの業種とは違うコミュニケーションのとり方が必要になります。
国による言語、生活、さらに生徒ごとの性格の違いも汲み取っていかなければなりません。

また、日本語教師として働くうえでは、学習者である外国人だけでなく、学習者の勤務先である企業や保護者ともやり取りが発生します。
これは、日本語教師が、学習者と周りのコミュニティーをつなげる橋渡しになるような役割も担っているためです。
皆さんが想像する以上に、関わる相手が多いのも特徴の一つです。

日本語教師の活躍の場

日本語教師の活躍の場は、
日本語を学びたい外国人のいる場所すべてが職場です。
一般の学校教員と違い、国内海外を問わず、
さまざまな場所で幅広く活躍でき、
離れた場所にいる学習者を相手に行う
オンライン授業の需要も高まっています。

【日本語教師の就職先例】

国内
  • 日本語学校
  • 公立の小中学校、高校、大学
  • 大学の留学生別科
  • インターナショナルスクール
  • 一般企業
  • 技術研修所
  • 企業での出張レッスン
  • 私塾
  • 家庭教師
  • 外国人技術研修センター
  • 自治体やボランティア団体の日本語教室
    など
海外
  • 青年海外協力隊
  • シニアボランティア
  • 日本語パートナーズ
  • 渡日前教育(来日前の母国での日本語教育)
  • 言語パートナー
    など

ひと口に日本語教師と言っても、その働き方は人それぞれです。
まずは日本語学校をはじめとする組織でキャリアを積んで、転職する方もいれば、フリーランスとして活動していく方もいらっしゃいます。

とはいえ、まず働き始めるにあたっては、日本語学校や公立の小中学校、大学の留学生別科などから働き始める方が多く、中でも日本語学校では日本語教師の先輩がいて学ぶこともできるでしょう。

なお、海外で働きたい場合であっても、基本は国内での就職活動とあまり変わりませんので、日本語教師としての実績がなくとも、海外で働き始めることができます。
当学院でも、海外での就職先を探すサポートを行っておりますので、海外就職を検討されている場合は、お気軽にご相談ください。

日本語教師の年齢層や性別

年齢層
性別

全国的に見ると、40~60代の方が多く活躍されています。
転職を考えてのスキルアップとして受講される方や、定年後に通われている方など、その背景はさまざまです。

日本語教師全体の男女比としては、男性が2割、女性が8割と、女性が大半を占めており、その理由は、日本語教師という職業の働きやすさが影響していると考えられています。

ルネサンス日本語学院では、20代から70代まで、幅広い年代の日本語教師が活躍中です。
実際にお問い合わせいただく方のなかには、10代の方もいらっしゃいます。
男性が3割、女性が7割くらいで、全国の平均に比べると男性の方のお申し込みが多く見受けられるのが特徴です。

ある程度、自分の希望が通りやすく、ワークライフバランスに合わせた働き方が選べるのはうれしいですよね。
給与面での待遇は直近の課題ではありますが、柔軟な働き方を求める方にはおすすめの職業と言えます。

日本語教師に向いている人

日本や海外などの言語に興味や関心がある方

日本や海外などの
言語に興味や
関心がある方

異文化に興味がある方

異文化に
興味がある方

好奇心がある方

好奇心がある方

前向きに物事を考えられる方

前向きに物事を
考えられる方

人と関わることが好きな方

人と関わることが
好きな方

教えることが好きな方

教えることが
好きな方

日本語をまだうまく話せない学習者に対して講義を行うので、必然的に海外の方とのコミュニケーションスキルが必要になります。 上記で挙げたように海外に興味を持たれている方や、人と接することが好きな方であれば、自然と学習者とコミュニケーションをとっていくことができるものです。

海外ではたくさんの人が
日本語を学んでいる

世界141の国・地域で、約379万人もの人が日本語を学んでいます。
そんななか、日本国内で外国人労働者の受け入れ体勢が強化されたこともあり日本語教師の需要は加速度的に増え、活躍の場がますます広がっていくことが予想されます。

【国別学習者】

中国 1,0004,625人 | インドネシア 709,479人 | 531,511人
日本語学習者 約385万人

【海外の日本語学習者の推移】

しかし、日本語教師は
不足している...

在留外国人数の推移(総数)

在留外国人数の推移(総数)

日本に滞在する外国人やその家族の増加にともなって、日本語を必要とする人も増えてきています。
日本国内に在留する外国人の数は、新型コロナウイルス感染拡大の制限が緩和された令和4年末には、前年末と比べて約31万人増加しています。
令和5年6月末においても、さらに約20万人が増加しております。
今後は日本語学習の需要に応えるための、日本語教育環境の整備が大きな課題になっています。

日本語教師の推移と受講者の推移

日本語教師の推移と受講者の推移 2030年までに必要となる日本語教師の総数予測

2030年までには日本語教育が必要な外国人の総数が464万人と想定されており、それに対して、満足な日本語教育をすべての外国人に届けるためには23万人の日本語教師が必要と言われています。
令和4年の段階で日本語教師の数が4万4千人のため、日本語教師の数が大幅に不足していることが問題視されています。

しかし、2026年度には日本語の授業を受ける必要のある小中学生18人につき日本語教師1人を各都道府県・政令市に自動的に割り振るようにする方針※1が文部科学省からも出されているほか、2023年度から「日本語学習」が高等学校の履修単位として認められる※2ため、日本語教師の活躍の場が高等学校にも広がることになります。

※1 文部科学省 公立小中学校等の学級編制及び教職員定数の仕組み
※2 文部科学省 高等学校等における日本語指導の制度化(案)について

日本語教師の魅力とは

自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現しつつ
国境を越えたコミュニケーションが日本語教師の魅力!!

学習者の成長が喜び

学習者の成長が喜び

世界観が変わる

世界観が変わる

海外で働く夢が叶う

海外で働く夢が叶う

もちろん、国内で働く場合であっても、さまざまな感動や楽しさと出会える仕事です。
日本語教師は、外国人学習者が成し遂げたい夢を実現させるための、サポート役という素晴らしい役割も担っています。
これから日本語を学ぼうとしている学習者は、国籍だけでなく、スタートラインも違います。
「日本語を覚えて履歴書を書けるようになりたい」「日本語で会話できるようになりたい」といった、学習者たちの目標に向かって、ともに努力し、喜びや楽しさを分かち合えることは何よりの魅力でしょう。

日本語教師の将来性

厚生労働省が公表している「外国人雇用状況」によると、2023年10月末時点で外国人労働者数は約182万人に上り、過去最高数値を記録しています。
このように、今後も外国人労働者や、留学生は増加することが予想できるため、日本語教師の需要は増えていくことでしょう。

さらに、日本語教師は、10~20代といった若い世代から50~60年代まで、自分の年齢に応じて働き方を柔軟に変えることができます。
幅広い年齢層の方が働くことのできる環境が整っている日本語教師は、将来的にさまざまな場で活躍できるはずです。

日本語教師のキャリアプラン

日本語教師のキャリアプランは、働き先によっていろいろな可能性を秘めています。
たとえば、教育機関に勤務するのであれば、非常勤から常勤、教務主任へと働く立場でのキャリアアップが可能です。
また、「担当授業のコマ数を徐々に増やしていく」「複数のレベルを教えられるようになる」など、教育レベルのキャリアアップも望めます。

キャリアプラン

日本語教師になるには?

日本語教師として働くには、法務省告示基準で認められた以下2つのルートのうち
1つ以上をクリアすることが求められます。
また、2024年4月1日から「登録日本語教員」制度が開始され、日本語教師は国家資格になります。

  • Route1

    文化庁指定
    420時間カリキュラムを修了

    日本語教師に必要な知識から現場で必要とされる指導技術までバランスよく学びます。

    詳細はこちら

  • Route2

    大学・大学院の
    日本語教育専攻で学ぶ

    一定数の単位(大学の場合、主専攻で45単位以上、または副専攻で26単位以上)を取得することで、日本語教師として認められます。
    学歴による就職先の選択肢が広がる反面、授業料は高額になります。

日本語教師には、やはり教壇に立つにあたっての、指導力が求められます。
その点、ルネサンス日本語学院では、ライフスタイルに合わせて学習できるカリキュラムや、試験対策に特化したカリキュラムなどを学べます。

日本語教師になるために

ルネサンス日本語学院が
選ばれる
7理由

1

日本語を日本語で教える、言語習得に強い「直接法(ダイレクト・メソッド)」を採用

ルネサンス日本語学院の「直接法(ダイレクト・メソッド)」は、学習者に通常の半分の時間で日本語を習得させる教授法です。
ほかの言語を一切使用せず、どんな学習者にも初めから日本語を日本語で教えます。

たとえば、クラスにさまざまな国籍の学習者がいる場合、学習者側からすれば自分の母国語で教えてもらいたいはずですが、そうすると言語ごとに教師が必要になってしまいます。
そこでルネサンス日本語学院では、「学習者全員に対して平等に」という意味も含めて、「最初から日本語だけで教える」直接法を採用しています。

そのうえで、ルネサンス日本語学院の教え方は「システマチック」で「ロジカル」という点も特徴です。

ルネサンス日本語学院の、独自の直接法は、ほかの教育機関で日本語を勉強してきた外国人たちにも「わかりやすい!」と大変好評です。
私たちの養成講座では、この考え方とテクニックをたくさん取り入れています。

2

好きな時間、好きな場所で学べるeラーニング

eラーニングの最大の強みは、講座の70%が自宅で完結するので、時間に縛られずに朝や深夜など、個人のライフスタイルに合わせて学べることです。
たとえば、ご自宅ではPCで、外出時のすき間時間にはスマホやタブレットで、というように、時間や場所はもちろん、ご自身が使用しやすい端末での受講が可能です。

そこで、ルネサンス日本語学院では、動画に飽きてしまわないように、途中にクイズを入れたり、オリジナルキャラクター(ムサジー)を登場させたりと、さまざまな工夫を凝らしています。

もちろん、授業内容やシステムに関する質問ももちろん、授業内容などに関する質問も受け付けています。

3

3年間繰り返し視聴学習が可能で、仕事を始めても復習できる

多くの教育機関では、養成講座の修了(卒業)とともに、eラーニングの提供も終わります。
しかし、ルネサンス日本語学院では、マイページへの初回ログイン日から3年間、eラーニング受講はもちろん、就職サポートの利用や、事務局ヘの質問もできます。

特に日本語教師になったばかりの頃は、誰に質問すればよいのかわからないものです。
そんなとき、定期的にeラーニングを受講すれば、かつて受講生として学んでいた内容を復習することが可能です。

日本語教師になってからも、受講生のときと同じサポートを受けられるので、自己研鑽にもつながります。
ルネサンス日本語学院は、現場に立ってから出てきた悩みや相談にもお答えし、日本語教師デビューをサポートいたします。

4

オンライン授業の指導法も学べる

新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、オンラインでの授業形態が広がりを見せています。
場所に縛られずに学べる利便性から、今後もさらに普及していくことでしょう。
ルネサンス日本語学院では、オンライン授業がスムーズに行えるように、日本語教育の「いろは」のみならず、パソコン操作やさまざまなツールの使い方を学ぶことができます。

日本語教師を目指すにあたっては、実際に教壇に立ったときの指導力を鍛える必要がありますので、計4回の教壇実習を踏んでいただきます。
教壇実習では、eラーニングで学んだことを実際に活かせるオンライン授業も体験できますよ。

時代の流れに合わせた指導法が学べるのも、ルネサンス日本語学院の強みの一つです。

5

経験豊かな講師により「就労者」や「生活者」などに対する日本語教育にも対応

ルネサンス日本語学院では、留学生はもちろん、どのような学習者に対しても、日本語を教えることができる能力の習得を目指しています。
そのため、留学生や就労者、生活者を対象に、全4回の教壇実習を設けています。
教壇実習の内容は、対象者それぞれに45分授業を1回ずつ、さらに約20分のオンライン授業を1回です。

一般的な日本語教師養成講座の教壇実習は、留学生を対象に実施するケースが多いです。
しかし、近年は日本語教師の活躍の場が広がっており、留学生以外に日本語を教えるチャンスも多くあります。

教壇実習などを通して、多様な学習者のニーズに応えられるスキルが身につき、より多くの場で活躍できる日本語教師を目指せます。

6

教育テレビ番組のような、分かりやすくクオリティーの高い動画教材

理論科目(eラーニング)の学習時間は300時間もあり、1コマ(1単位)約45分とボリュームの多い授業内容になっています。
勉強時間としてはとても長いため、長期的に勉学に取り組んでいただけるようにクイズを入れたりしています。
さらに、ルネサンス日本語学院オリジナルキャラクターのムサジーがワンポイント解説をしたりと、途中で勉強を投げ出さないような工夫を凝らしています。
こういった「勉強を飽きさせない工夫」は皆さんが実際に日本語教師になり、学習者を受け持った時に活用できるのではないかと考えています。

7

教育現場でのキャリアをスタートするまで丁寧に就職活動をサポート

養成講座を卒業するためのサポートだけではなく、皆さんが日本語教師として世界中で羽ばたくことこそが我々の役目だと考えています。
そのため、ルネサンス日本語学院のeラーニング開始日から3年間、そのため、ルネサンス日本語学院のeラーニング開始日から3年間、手厚い就職サポートを受けられます。
オンラインでのサポートに対応しているため、お気軽にご相談いただけるサポート体制を取っています。
(時間帯は就職サポートを依頼している企業の受付している時間のみのため)
※要申込

実際に日本語教師として
働いている方の声

ルネサンス日本語学院の日本語教師養成講座で教鞭をとる、
松田先生、佐藤先生の2名に、日本語教師としてのやりがいをインタビューしてみました。

日本語教師インタビュー:松田 良子先生

松田 良子先生
ルネサンス日本語学院で6年勤められている松田 良子先生に日本語教師のお仕事にまつわるさまざまなお話を伺いました。
松田先生は、日本語教師歴27年の大ベテランです。
ここからは、30年近く日本語教師として教鞭を執る松田先生が日本語教師の道を目指したきっかけや、やりがいに迫ります。

詳しく見る

Q

日本語教師になろうと思ったきっかけを教えてください

A

実はもともとは、国語教師を目指していました。
しかしその当時、留学生に「“こんにちは。”の使い方を教えて」と聞かれたのに、きちんと教えられなかったんです。
すべての外国人が理解できるような教え方を身につけたいと思い、「日本語」自体に興味を持つようになりました。
日本語について深く調べていく過程で、「日本語教師」という仕事があることを知ったのが、この道に進もうと思ったきっかけです。

Q

数ある候補のなかから、ルネサンス日本語学院で働く理由はなんですか?

A

以前から、当学院を運営しているブロードメディア株式会社の、社長と現役員の方とはご縁がありまして。
お二人の日本語教育への想いを聞いて、一緒に働きたいと思ったからです。

Q

逆にどのようなときに大変だと感じますか?

A

日本語ができないことで自信を失ったり、存在意義を見失いそうになったりしている学習者に出会うことがあります。
そういった悩みに対して「自分は、適切なサポートができているのか」と考えるときに、この仕事の大変さを感じます。

Q

日本語教師を目指されている方へのメッセージをお願いします

A

現在、日本では世界195の国と地域から来た人たちが生活しています。自分の足で195もの国と地域に行くのは難しいと思いますが、日本語教師なら「日本語」を通じて世界195か国のさまざまな価値観を持つ人たちと出会い、触れ合い、理解し合えるチャンスがある!そんな仕事、あまり多くないのではないでしょうか?

日本語教師を目指す方の
よくある質問

Q

英語や中国語などの、外国語ができなくても日本語教師は目指せますか?

A

もちろん、目指せます。
教室には、いろいろな国から来た、異なる言語を話す学習者がいます。
そのため、クラスの共通語は「日本語」となるのです。

ルネサンス日本語学院では、長年「日本語を日本語で教える」直接法で、多くの学習者に日本語教育を行ってきました。
外国語が話せなくとも、直接法を学べば日本語を教えられますので、ご安心ください。

Q

海外で日本語教師として働く場合、どのくらいの語学力が必要ですか?

A
就業先の国の言語は、話せるに越したことはありません。
その国で生活する以上、語学力は高いほうがよいからです。
しかし、言語面でのサポートを受けられる場合 もあるので、必ずしも高い語学力が必要というわけでもありません。
Q

海外で日本語教師として働く場合、何か特別な資格はいりますか?

A

その国や教育機関から求められるものがある場合は、それが必要な資格となります。
たとえば、「TOEIC〇点以上の証明」などです。

将来の選択肢を増やすためにも、今のうちからいろいろな資格を取得しておくのが得策です。

Q

日本語教師が多く活躍している国や地域はどこですか?また、人気な国などもありますか?

A
東アジアや東南アジアの国には、多くの日本語学習者がいるので、これらの地域で活躍している日本語教師は比較的多いです。
日本から近いということもあり、アジアの国は日本語教師に人気です。
Q

勉強が苦手で、学校での成績も良くなかったのですが、それでも日本語教師になれますか?

A

「なろうという気持ちを持ちつづける」「日本語教師になるための勉強を継続する」の2つがあれば、きっと日本語教師になれます。

ご自身の「勉強が苦手」という気持ちや経験は、教師になったときに学習者の気持ちがわかるという点でプラスにはたらくかもしれません。
勉強への苦手意識が、必ずしもマイナスになるわけではありませんよ。

Q

日本語教師になるために必要な学歴や、指導経験などは必要ですか?

A
就業先の条件によって、異なります。
具体的に、どのような学歴や指導経験が求められるかは、求人票などに記載されていることが多いので、そちらで確認をするのがいいですよ。
Q

どのくらいの勉強時間で日本語教師になれますか?

A

どのようなルートで日本語教師を目指すかによりますが、1日1時間の勉強でも、1年間以上はかかります。
日本語教師までの道のりを短くしたいのであれば、1日の勉強時間を2時間、2時間半と増やしていくことになります。

Q

日本語教師に年齢制限はありますか?

A
年齢制限は、特にありませんので、何歳からでも挑戦することができます。
ただし、教育機関によっては、定年制を設けている場合もあるようです。
フリーランスで働くのであれば、年齢制限はありません。
Q

専業主婦(主夫)でも日本語教師として働くことはできますか?

A

はい、もちろん可能です。

非常勤の場合、1コマ単位で働けるので、都合の良い曜日や時間帯などを選べば、家事や育児とも両立できますよ。

Q

定年退職をし、セカンドキャリアとして日本語教師を目指すことは可能でしょうか。働き先はあるのでしょうか?

A

定年後の働き方、セカンドキャリアとして日本語教師を選ばれる方も多くいらっしゃいます。

現在は教師不足ということもあり、教師1年目であっても、日本語学校での採用率は高くなっています。
フリーランスや派遣といったかたちでの働き方もあり、自分の希望で働き先、働き方を選ぶことができますよ。

Q

若い年齢から日本語教師を目指すメリットはありますか?

A
早くから日本語教育の世界に飛び込むということは、さまざまな経験を積める可能性があるということです。
スキルや経験が、若いうちに身につくという点は大きなメリットではないでしょうか。
Q

日本語教師の給料や年収はどのくらいですか?どのような業界だと安定した収入が見込めますか?

A

以下は、あくまで一例です。

日本語学校で非常勤として勤務する場合、1コマ45~50分、約2,000円程度。 大学で非常勤として勤務する場合は1コマ90分、約4,000円程度の教育機関が多いようです。 詳しくは求人票をご確認ください。

Q

日本語教師として働くことで、どのようなスキルが身につきますか?

A

教案や教材などの作成を通して、PCスキルは確実にマスターできます。

就業先でオンライン授業を担当する場合は、対面だけでなくオンライン授業のスキルも身につくでしょう。
また、人と接する職業のため、円滑な人間関係を築くスキルや、相手の気持ちを考える力なども培われていくはずです。

Q

独学で勉強中ですが、それでも日本語教師は目指せますか?

A

独学であったとしても、日本語教師はもちろん目指せます。
ただし、日本語教師になるには、最終的に試験(基礎試験、応用試験)や、実践研修に合否は関係がないため修正 最終的に試験(基礎試験・応用試験)に合格し、実践研修(教育実習)を受けなければなりません。

独学で日本語教師を目指す場合、基礎試験・応用試験は学校などで学習する範囲から出題されているため、基本的な学習は既存の書籍などで学習することになります。 独学では試験の合格が難しいと感じた場合は、ルネサンス日本語学院での勉強もおすすめします。

Q

日本語教師が近々、国家資格になると聞きましたが本当ですか?

A
本当です。
2024年4月1日から、「登録日本語教員」という国家資格になります。
Q

日本語教師と登録日本語教員の違いは何ですか?

A

日本語教師は、日本語を教える方一般の名称です。登録日本語教員は、日本語教師として教える方が、日本語学校や大学などをはじめとした認定日本語教育機関で働くための国家資格です。

Q

AIや翻訳ツールが発達していますが、日本語教師という職種はこれからも活躍することはできますか?

A

はい、できます。
日本語学習者は、言葉以外にも教師の姿から多くのことを学びます。
また、実際の人と人のやり取りは、教科書通りというわけにはいきません。

やはり、生の人が与える影響は大きいため、日本語教師の存在は、これからも欠かせないものであることに変わりないのではないでしょうか。

Q

日本語教師はフルリモートで働くことはできますか?

A
日本語学校や大学の別科などでは難しいと思いますが、オンライン日本語教師として活躍される場合はフルリモートで働くことは可能です。
Q

日本語教師の業界として残業時間やワークライフバランスはどのようになっていますか?

A

所属機関次第ですが、基本的には雇用形態(常勤、非常勤)や担当クラス、さらに時期によって異なります。

たとえば、非常勤の場合は、担当する授業の終了後、事務作業が終われば退勤可能な場合が多いです。
しかし常勤だと、テスト期間や行事の前などには、その準備のために残業が必要になることもあるでしょう。

ご自身が求めるワークライフバランスを実現できる、働き方を探してみてください。

ルネサンス日本語学院の
思い(まとめ)

2024年に「登録日本語教員」制度が開始され、日本語教師は国家資格となりました。今後多くの人材を養成し、その待遇も改善していくことが日本語教育をとりまく課題であり、質の高い日本語教師を養成するだけに留まらず、雇用の創出が必要と考えています。

ルネサンス日本語学院とルネサンス高校グループはキャンパスを共用し、双方で全国での拠点拡大と地域との教育コミュニティーの醸成を図り、首都圏に集中しがちな日本語教師の人員数の地域格差の解消にも貢献していきたいと考えています。

未来の日本語教師の活躍する場を創出する

組織図