日本語教師養成コラム
50代こそ始めよう!リスキリングの必要性とメリットとは?
公開日:2025.01.28 更新日:2025.02.21

監修者情報
ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師
50代に入り、まだまだ先だと思っていた定年後の生活について現実的に考えるようになり、
将来の仕事や収入の面で不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
そんな不安は、"リスキリング"を通じて新しいスキルを身につけることで、解消されるかもしれません。
本記事では、50代の今だからこそ始めたい、リスキリングの必要性やメリットを紹介します。
人生の後半戦を、より有意義に過ごしたい方はぜひ参考にしてみてください。
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リスキリングとは?
リスキリングとは、ビジネスの環境や技術の変化に対応するために、新たな知識やスキルを学ぶことです。
経済産業省は、リスキリングについて提言書で以下のように述べています。
新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
引用元:経済産業省
特に、デジタル技術の進展によって新たに生まれる職業や、仕事の方法が大きく変化する中で 、
従業員や求職者が自身のキャリアを向上させるために行います。
デジタルやITなど、最新の技術や市場のニーズを考慮した実践的なスキルを身につけることで、
企業や社会において重要な価値の提供が求められています。
リスキリングが50代に必要な理由
これまで長きにわたりビジネスパーソンとして活躍し、豊富な知識と経験を積み重ねてきた50代に、
なぜリスキリングが必要なのでしょうか。
以下では、その理由を解説します。
<関連記事>50代からセカンドキャリアの準備を進めるべき理由とポイント
戦力として活躍するため
50代の方がデジタルを中心とした専門的なスキルを身につけ、業務に取り組むことができれば、
企業にとって大きな戦力となります。
今の50代の方が新卒だった頃は、入社してから定年まで勤め上げる終身雇用の慣行がまだ続いていたでしょう。
それからおよそ30年が経ち、近年では、企業側が求めるスキルや経験、資格などをもつ人材のみを雇用する
"ジョブ型雇用"が広まりつつあります。
この新しい雇用形態の普及に伴い、従来の慣行で新卒一括採用された50代や
シニア層の今後の人材活用が多くの企業にとって課題となっているのです。
こうした状況の今、50代でリスキリングを始め業務の幅が広がると、活躍できる場が増え、
重宝される人材と見なされるでしょう。
DX化に対応するため
国が推進している"DX化"に適応するためには、リスキリングでの新たな知識の習得が欠かせません。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、経済産業省ではDX化について以下のように定義しています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
引用元:経済産業省
かいつまんで言えば、「データやデジタル技術を用いて、顧客のニーズに合ったサービスを提供するために、ビジネスモデルや企業文化の変革に取り組みましょう」ということです。 このDX化を通したビジネスモデルを確立していくために、技術や規則に対応できるスキルが、50代以上を含め各個人に求められているのです。
定年後の収入低下を食い止めるため
定年後、安定した収入を得るためにも、リスキリングは必要だといえます。
なぜなら、男女ともに60歳を超えると収入が減る傾向にあるためです。
令和5年度(2023年)の厚生労働省の調査結果を見ても、その事実は一目瞭然です。
性別・年齢別の平均年収(単位:千円)
年齢 | 男性 | 女性 |
50~54歳 | 417.7 | 285.9 |
55~59歳 | 427.7 | 281.7 |
60~64歳 | 334.2 | 246.6 |
65~69歳 | 293.3 | 217.1 |
特に男性の場合、定年年齢である60歳を迎えたことを機に大幅に賃金が減少しているのがわかります。
「65歳以上でも年収290万円くらいあるなら大丈夫」と安心するのは早く、これはあくまでも平均値なので、
実際はもっと少なくなると考えていたほうがよいかもしれません。
女性も、男性ほど減少の幅は大きくありませんが、やはり年齢が上がるとともに、賃金が減っていく傾向にあります。
そこで、60歳を超えても収入を極力落とさないために、必要とされるのがリスキリングです。
企業側が求めるスキルを習得することで、おのずと必要とされる人材になれます。
必要な人材には、企業側も相応の年収を提示するでしょう。
さらに、50代の早いうちからリスキリングを始めてレベルアップすれば、
60代になるまでのあいだにも資格手当や昇給などの収入アップも狙えます。
参照元:厚生労働省
定年後も活躍の場を作るため
繰り返しになりますが、50代からリスキリングを始めていれば定年を迎えたあとでも、
ご自身のスキルを活かせる就業先の選択肢が広がります。
年金の不足が取りざたされる老後の生活に不安を抱え、定年後も働きつづけるという選択をする方は珍しくありません。
実際に高年齢者雇用安定法においても、定年年齢は60歳以上と定められていますが、
希望すれば65歳まで働くことが可能です。
また令和3年4月には、70歳までの就業機会の確保を、企業の努力義務とする改正法が施行されています。
長く働けるように法律が整備されてきているなかで、時代に合った新たなスキルを身につけておくことは、
これからの人生でも安心して生活を送るための備えとなります。
参照元:厚生労働省
新しい業界でも活躍するため
リスキリングを通じて職業訓練を受ければ、あらゆる業界で働ける可能性が広がります。
デジタルの分野をはじめ、新たなニーズが生まれている業界の最新技術を習得できれば、
新天地で活躍できる希望が膨らみます。
転職を考えるキャリアの節目を迎える頃には、リスキリングによって得たスキルを活かし、
ご自身が挑戦してみたかった業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
50代でリスキリングを始めるメリット
50代を迎えたタイミングだからこそ、リスキリングが必要とされる理由を解説しました。
しかし、「必要性はわかったけど、今から新しいことを始めるのは気乗りがしない......」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方々の奮起を促す意味で、50代からリスキリングを始めるメリットを4つ紹介します。
ご自身の置かれた状況と比較しながら、ご覧ください。
メリット①業務の効率化が期待できる
データの集計や収集などの業務を、デジタルで管理できるスキルを身につければ、作業時間を大幅に短縮できます。
この短縮によって生まれた時間は、本来注力すべきコア業務に費やすことができるでしょう。
さらに新しく得た知識やスキルを活かして、部下への助言や指導を行えば、チーム全体の業務効率化にもつながります。
メリット②キャリアやスキルの棚卸しができる
リスキリングは、ご自身のこれまでの経験を見つめ直す絶好の機会です。
リスキリングを始めるにあたって、これまで積んできたキャリアの延長線上でスキルアップを図る方もいらっしゃるでしょう。
そのような方にとって、過去の経験と新しいスキルが合わさるリスキリングは、
必然的にご自身のキャリアを振り返り、スキルを棚卸しするきっかけになります。
新しい知識や技術を習得しながら、ご自身の強みや得意分野を明確化できるので、転職活動時のアピールに活かせます。
メリット③社内で長く活躍できる
長期にわたり会社に貢献できるようになるのも、リスキリングのメリットといえます。
人員にボリュームがあり、ほかの年代と比べて賃金が高い傾向にある50代は、
企業が経営不振に陥ったときにリストラの対象にされやすいのは否めません。
ですが、リスキリングによって対応できる業務の幅が広がっていれば、必要な人材であると認められ、
会社としても残しておきたい人材になることができるのです。
メリット④人生が豊かになる
社会の前線で長年活躍してきた50代であっても、チャレンジ精神を忘れず学びつづければ、
セカンドキャリアがより充実したものになります。
新たな知識やスキルを習得することで、自己の成長を実感でき、生活に新しい刺激をもたらすことができるでしょう。
また、50代がリスキリングに積極的に取り組み、活気のある毎日を送っている姿は、
下の世代に将来への希望を与え、ひいては社会全体の活力向上にもつながります。
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50代からリスキリングを始めるなら何を学ぶ?
メリットを押さえたことで、よりリスキリングへの関心が高まったのではないでしょうか。
それではここから、50代からのリスキリングで習得するとよい、おすすめの学習領域をお伝えします。
<関連記事>セカンドキャリアに活かせるおすすめの資格10選!
語学スキル
まず、おすすめしたいのは、業務を円滑に進めるために不可欠な、語学をメインとしたコミュニケーションスキルの習得です。
海外の顧客との交渉や、海外出張のチャンスがある方は、ビジネス英語をぜひ習得してください。
日本の企業に勤めるビジネスパーソンは、残念ながら英語力が乏しいとされています。
だからこそ、ビジネス英語に強い方は企業から求められ、さまざまな場面でそのスキルを活かせるはずです。
また、語学スキルから派生して日本語を母語としない海外の方に対して日本語を教える、
日本語教師の資格を習得するのも一案です。
日本語教師は、一般の学校教員とは異なり、日本語を学びたい海外の方がいれば、
国内外問わずそのすべての場所が職場になります。
さらに、登録日本語教員という国家資格を取得すれば、日本語を教えるプロとして活躍の場がより広がるでしょう。
ただし、登録日本語教員の資格を取得するためには、日本語教員試験への合格や実践研修を受ける必要があるため、
独学よりもスクールへ通うことをおすすめします。
ルネサンス日本語学院では、登録日本語教員の資格取得のための
"登録日本語教員養成・実践研修コース"を開講しています。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
ITスキル
ITスキルも、50代からのリスキリングに欠かせない学習領域です。
これまで培ってきた知識や経験にITスキルが合わされば、まさに鬼に金棒ではないでしょうか。
ITスキルとひと口に言ってもさまざまな分野がありますが、
50代のリスキリングにおいては具体的に以下の3つをおすすめします。
MOSの取得
IT関連のリスキリングの第一歩としておすすめしたいのが、"MOS(Microsoft Office Specialist)"です。
MOSとは、Microsoft社が主催する、ExcelやPowerPointといったツールの知識や操作スキルを証明する資格試験のことです。
この資格を取得すれば、最低限のITスキルを保有している証明として、履歴書に明記できるほか、
実務面でも日々の業務の効率化にもつながります。
DXの知識
さらにIT関連の知識を深めたい方は、DXに関する基礎的な知識を習得しておくとよいでしょう。
DXは、下記の3段階に分けられ、それぞれ必要なスキルや資格が異なります。
【 DXの段階】
・デジタイゼーション
・デジタライゼーション
・デジタルトランスフォーメーション
デジタイゼーションとは、アナログデータをデジタル化する取り組みのことです。
具体的には、"ITパスポート"や、前述した"MOS"が必要な資格として挙げられます。
業務の自動化を意味するのがデジタライゼーションで、必要なスキルとしては、
"VBAエキスパート"や"Python3エンジニア認定データ分析試験"などがあります。
最後のデジタルトランスフォーメーションとは、デジタル化を通したビジネスモデルの変革です。
この段階では、"ITコーディネーター"や"デジタルトランスフォーメーション検定"といった
高位の資格の取得に挑戦してみることをおすすめします。
動画編集技術
ここまでMOSやDXを紹介しましたが、もう一点IT関連で身につけたいスキルとして、動画編集技術があります。
動画編集ができるようになれば、SNSを用いたマーケティングや、社内で動画資料を作成するときに役立ち、
ご自身の存在価値を社内外にアピールすることができるのです。
IT分野にもこのようなさまざまなスキルや資格がありますので、ご自身が興味のあるものを選び、
無理のない範囲でリスキリングを始めてみましょう。
マーケティングスキル
マーケティングスキルとは、自社のサービスや製品を効果的に販売促進するためのスキルです。
細分化すると、以下の4種類に分けられます。
【マーケティングに必要な4つのスキル】
・市場調査スキル
・仮説構築・検証スキル
・情報収集・発信スキル
・コミュニケーションスキル
アメリカのIT専門調査会社であるIDCによると、2025年には世界のデータ量が175ゼタバイトに達すると予測しています。
1ゼタバイトは1兆ギガバイトのことで、これは世界中の砂粒の量に匹敵する数です。
また、約20ゼタバイトと推測される観測可能宇宙の星の数に対し、175ゼタバイトはその9倍近い数ですから、
世界で飛び交うデータ量がいかに膨大なのかがわかります。
こうした状況のなかでは、どんなに良いサービスや製品を開発しても、世界中の砂粒の一つにすぎず、
その魅力を市場に示し、売上を向上させるのは難しいということです。
そこで必要となるのが、マーケティングスキルです。 このスキルを習得すれば、販売促進のための
効果的な戦略を立てられるようになり、膨大な情報量のなかから、あなたの発信が選ばれるようになります。
近年では、Webマーケティングのニーズが高くなっています。
優れたWebマーケターになれば、多くの企業から求められるでしょうし、副業やフリーランスで活躍することも可能です。
参照元:内閣府ホームページ
キャリアアドバイザー
「人と接することが好き」「他者をサポートしたい」という方には、
キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントのスキルを習得することをおすすめします。
両者とも求職者をサポートする職業であり、その点で大きな違いはありません。
キャリアアドバイザーは資格を必要とせず、人材紹介会社等で求職者を支援するのが主な業務となります。
一方、キャリアコンサルトとして働くには、国家資格が必要です。
キャリアコンサルトは、行政機関や教育機関、民間企業など活躍できる場所が多く、
将来的には職業能力の開発そのものに関わる機会も増えていく可能性があります。
会計スキル
50代の方が社内で幅広く活躍したり、転職を有利に進めたりするには、会計や財務分析スキルをさらに磨くという手もあります。
まず、社内で利用されているクラウド会計ソフトを扱えるスキルは、最低限習得すべきといえるでしょう。
会計ソフトの利用スキルは、導入時の研修や先輩社員からのレクチャーを受けて習得するのが一般的です。
しかし、実務で学ぶ部分が大きいため、スキルに自信がない方は積極的に業務に関わり、
経験を積むことをおすすめします。
会計ソフトに加え、財務分析のスキルを身につけて、企業の中長期的な計画を立案することができれば、
より必要とされる人材になれます。
特に企業から望まれるのは、以下のような分析能力です。
【企業に求められる財務分析の能力】
・貸借対照表や損益計算書の読み取り読解能力
・財務分析表やキャッシュフロー計算書の理解能力
・損益分岐点を把握した上での新たなビジネスモデルの開発
こうした財務分析のリスキリングでは、ビジネス会計検定の資格取得にぜひチャレンジしてみてください。
社内はもちろん、転職時にも、最低限の企業分析スキルを保有していることを証明できます。
50代がリスキリングで学ぶものを選ぶポイント
リスキリングで50代が学ぶべきさまざまなスキルをお伝えしましたが、何を習得すればよいのか迷っている方のために、
本当に学ぶべきものがみつかるポイントを3つ紹介します。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
ポイント①これまでの経験を活かせるか
リスキリングは、これまで培った経験をすべて捨て去って行うものではありません。
キャリアやスキルの棚卸しを経て、ご自身がもともと有するスキルを活かせる方向性から、
学ぶ項目を選ぶのも一つの手です。
過去の経験を踏まえ、そこに新たな知識やスキルを掛け合わせることで、
より重宝されるビジネスパーソンになれるのです。
ポイント②将来性があるか
学ぶ分野を選ぶ際は、"将来性があるのかどうか"もきちんと把握しておきましょう。
リスキリングでは、これから新たなキャリアを積んでいくための、知識やスキルを学ぶことになりますので、
学習分野の将来性の高さは非常に大事な要素です。
一例として、デジタル技術の活用が進む近年では、AIやデータ分析などのIT分野の将来性は高いといえます。
ご自身が興味をもてるスキルやこれまでのキャリア、そして将来性を照らし合わせながらの選択をおすすめします。
ポイント③スキルを獲得できるまでの期間はどのくらいか
リスキリングにかかる期間は、学習項目の内容や個人がもつベーススキルや知識によって異なります。
そのため、中長期的な取り組みになることは念頭に置きつつ、ご自身の課題や目的に応じた期間で習得できるのか、
あらかじめ確認しておく必要があります。
数日~1週間で行う研修もありますが、基本的にはある程度時間をかけて学んでいくものと考えておくとよいでしょう。
50代がリスキリングの際に意識すること
リスキリングで学ぶものを決定し、いざ学習に取り掛かろうというとき、意識していただきたい点が5つあります。
以下に挙げることを頭に入れておけば、新しい分野でも効率よく習得できますので、ぜひ参考にしてみてください。
過去にとらわれずに新しいものに触れる
過去の経験を活かせる仕事が大事とお伝えしましたが、スキリングに取り組むうえで、
ご自身のロールモデルや過去の成功体験は、いったん忘れたほうがよいかもしれません。
なぜかというと、急速にデジタル技術が進む現代では、人々のモラルや働き方にも変化がみられ、
50代以降のベテラン勢が成功体験を重ねた時代とは異なるためです。
もちろん、リスキリングではこれまで培ってきた知識や経験と、
これから学ぶ新たなスキルの融合によりさらなるレベルアップを図れます。
あくまでも、「新たな気持ちでリスキリングに取り組みましょう」というのが、ここでご理解いただきたい真意です。
そうして、新しく得たスキルと過去の成功体験が組み合わされば、ご自身にとってより強力な武器となるのです。
これまでの経験との共通点を見つける
これから習得する知識やスキルと、これまでのキャリアで身につけた経験に共通点があると、
ご自身の"スキルセット"として、新たな業務に活かすことができます。
スキルセットとは、複数の能力や経験などの組み合わせのことです。
単なるスキルだけではなく、このスキルセットを持ち合わせていれば、より企業から必要とされる人材になれるでしょう。
これまで、さまざまな経験を積み上げてきたからこそ、50代からのリスキリングはより価値のあるものになるのです。
デジタルも恐れず触れる
デジタル関連の知識も、50代からのリスキリングに欠かせない学習領域の一つです。
この知識やスキルを少しでも効率よく身につけるために、実際にデジタルに触れる癖をつけてください。
チャットツールやオンライン会議システム、生成AIなど、食わず嫌いせずに、
まずは触って試すことがデジタルに慣れる一番の近道になります。
デジタルのリスキリングへの基盤をつくる意味でも、積極的に触れる機会を増やし、慣れることが肝要です。
自分で調べる癖をつける
新たな分野を学習する中で、わからないことは必ず出てくるはずです。
そんなときは、周りの人にすぐ助けを求めるのではなく、まずはご自身で調べてみることが大切です。
インターネット上には、同じ疑問を抱いた人がきっと存在するため、どのような分野でも初期の課題であれば、
ほとんどの疑問が解決できます。
調べる際は、ただ単にWebサイトを見るだけでなく、事実確認も並行して行いながら、
各サイトの"よくある質問"などもぜひ活用してみてください。
もちろん、絶対に周りの人に聞いてはならないわけではなく、調べたうえで、
どうしても答えにたどり着かない場合は聞いてみるとよいでしょう。
"疑問点はまず自分で調べる"という習慣をつけておくことは、ご自身の成長につながる機会になります。
学んだことを積極的に活かす
リスキリングで習得したものは、積極的にアウトプットしましょう。
ただ新しい知識をインプットするだけでは、本当に身についたとは言えません。
実際にご自身の手を動かし、学んだ内容を使用する機会を設けてこそ、リスキリングの価値を再確認し、
実務に活かすことができるのです。
50代からのリスキリングで定年後の安定収入を確保し、より豊かな人生を!
今回は、50代から始めるリスキリングの必要性やメリットを解説しました。
年金不足といった将来への不安を抱えるなか、定年後も安定した収入を得るためには、
50代からリスキリングを始めるのがベターです。
早くからリスキリングに取り組み、新たな知識を付けて現役のうちから活躍の場を広げれば、
年齢を重ねても必要な人材として重宝されるでしょう。
そして何より、学ぶ意欲を抱くことで、より豊かな人生を送れるのです。
日本語教師養成講座ならルネサンス日本語学院にお任せください。
当学院では、「登録日本語教員養成・実践研修コース」の受講を通して、登録日本語教員の資格取得を目指せます。 リスキリングで日本語教師としてのスキルを学び、定年後も充実した日々を送りたい方は、ぜひご検討ください。
この記事の監修者

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師
《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格
《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。
《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。
《監修者からのコメント》
日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。