日本語教師養成コラム

日本人が海外で働くメリット・デメリットと働きやすい仕事10選

公開日:2024.07.26 更新日:2024.09.10

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

「海外で働きながら暮らしてみたい」

「自分でも海外で働くことは可能?」

「メリットやデメリットを知りたい」 日本人が海外で働くには、どのような選択肢があるのでしょうか。

海外で安定して生活していくためには仕事をすることが欠かせません。

本記事では、海外生活を夢見ている方のため、海外で働くメリットとデメリット、検討しやすい仕事を解説します。

この記事を読むことで具体的に自分にはどういった仕事が合っているかイメージできるようになるので、ぜひご覧ください。

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日本人が海外で働くには

日本人が海外で働くには、大きく分けて5つの選択肢があります。

自分の場合はどの選択肢が有力になりそうか確認しておきましょう。

海外赴任を目指す

日系企業で働き、その企業の海外支社などに課題赴任を目指す方法があります。

もちろん、海外に支社がある企業を選べば必ずしも海外赴任が可能とはいえません。

ですが、特に会社から優秀な人物であると判断された場合には海外赴任を任せられる可能性が高くなります。

また、指名される方法の他にも、自身で社内での公募に応募するのもおすすめです。

そのためには、まずは海外勤務の可能性が高い日系グローバル企業への就職を目指さなければなりません。

なお、海外駐在として働く場合の期間は、短いものだと2~3年程度、長いものだと10年以上となっています。

企業によって異なるので、詳細はよく確認しておきましょう。

海外の企業に現地就職する

生活したい国が決まっているのであれば、海外の企業に現地就職するのがおすすめの方法です。

この方法であれば、日系企業に就職して海外赴任できたものの、赴任先が興味のある国ではなかったといった事態も避けられます。

ただし、現地就職を目指す場合は、基本的に即戦力としてのレベルが求められるケースが多いです。

語学力に関してもビジネスレベルが必要になります。

他にも専門スキルや専門的な知識が求められることもあるので、自分の実力に合ったものを選択しましょう。

一方で、それほど高い語学力が求められない仕事もあるので、幅広く求人を確認することが重要です。

海外留学からそのまま現地で就職する

日本にきている留学生の中にもそのまま日本で働いている方が多いように、海外に留学して現地就職を目指すのも一つの方法です。

留学をしている方であれば、ある程度すでに現地の言葉や生活に必要な知識を理解しているでしょう。

国によっては学生ビザでも認められた範囲内であれば就労できることがあるので、実際に働いて雰囲気をつかむのもおすすめです。

留学時代に経験したのと同様の業種であれば実績があることから、就職も有利に進みやすくなります。

留学後に現地で就職することを検討しているのであれば、あらかじめ就労ビザの発給条件や取得方法を確認しておいた方が良いでしょう。

ワーキングホリデーを利用する

ワーキングホリデーは、海外での生活を楽しみながら滞在費用を稼ぐために一定の労働が認められている制度です。

対象となるのは18~30歳までの人であり、実際に現地で暮らしながら就労できます。

期間はおよそ1年間です。

また、基本的にはワーキングホリデー中は正社員として働くことができず、アルバイトやインターンシップに限られることになります。

ただ、ワーキングホリデーが終了した後にそのまま正社員として採用されるケースもあるので、
気になる仕事が見つかった場合は働きながら経験を積んでいくと良いでしょう。

ノマドワーカー・フリーランスとして働く

パソコンやインターネットを使い、場所を限定されることなく働けるノマドワーカーや、フリーランスとして海外で働くことも可能です。

実際に多くの日本人がこれらの働き方を選択して海外で暮らしています。

国の中にはノマドビザの発給に対応しているところも増えてきました。

ただ、海外に移住した後も問題なく生活できる程度の収入が必要になるので、
まずはノマドワーカー・フリーランスとして十分稼げるように環境を整えておかなければなりません。

なお、ノマドワーカー・フリーランスとしての仕事が安定している方であっても
観光ビザやその他ビザを取得することなく長期滞在はできないので、注意しておく必要があります。

<関連記事>海外移住で仕事を見つける方法と就職前に確認しておくべきポイント

日本人が海外で働く6つのメリット

海外で働くことにより、多くのメリットがあります。ここでは、日本人が海外で働くことによって期待できる6つのメリットを解説します。

メリット①語学力が向上する

国内でも英語や韓国語など海外の言語を勉強することは可能でありますが
海外で働くと日常的に英語や現地語を使うことになるので、語学力が向上します。

また、日本で暮らしている場合は日本語さえ話せれば問題ないのに対し
海外で働く場合は現地語が必須になることから強制的に現地語を学べる環境を作れるのもメリットです。

例えば「国内で英語の勉強をしているけれど、なかなか身につかない」と悩んでいる方は思い切って海外で働くことを検討してみてはいかがでしょうか。

外国語が話せると担当できる仕事の幅も広がります。

これにより任せられる仕事量が増えたり、難しい仕事を担当できるようになったりすれば収入もアップするでしょう。

メリット②キャリアアップにつながる

海外で働くことにより、キャリアアップを目指すことが可能です。

実際に海外で働いた経験のある方は非常に少なく、多くの企業で重宝される存在になります。

帰国後に就職先を探す場合も海外での経験が評価されることが多いです。

特に、海外に顧客を持つ企業の場合、実際に海外の現場で働いた経験のある方は本当に必要とされるビジネスマナーやコミュニケーション力を身に付けているため、好条件で採用されることも珍しくありません。 また、帰国してからだけではなく、現地でのキャリアアップも期待できます。 海外の企業の中には実力や結果を重視するところが多いので、実績によりスピーディーに昇進できる可能性も高いです。

メリット③視野が広がる

日本ではできないさまざまな体験をすることにより、視野が広がりやすくなります。

実際に海外で働いたところ、これまでとは異なるものの見方ができるようになったと感じる方は多いようです。

海外では、日本だと当たり前になっている習慣や価値観は通じません。

これまでとは全く異なる生活や現地の方の考えなどに触れることによって、自身の価値観や知識、思考といったものの幅が広がります。

これは、自分にとって将来の選択肢が増えたり、仕事で新たなアイディアを思いついたりすることにもつながるはずです。

特に自分は視野が狭いと感じている方は、海外で働くことによりさまざまな発見があるでしょう。

メリット④異文化交流が深まる

海外で生活し、仕事をすることによって異文化交流が深まります。

国内でもインターネットや書籍を活用して海外の文化を学ぶことは可能です。

ですが、やはり実際に現地の方の考え方や文化に触れるのとは大きく異なります。

また、異文化に対応できる柔軟性が磨かれるのも海外就職の大きなメリットといえるでしょう。

企業の中にはグローバル化する社会に対応できる企業になるため異文化コミュニケーションに力を入れているところもありますが
外国人顧客との間でうまくいかず、失敗してしまうケースも多いです。

このような場面でも異文化コミュニケーション力を持つ人材は重宝されるので、帰国後に仕事を見つけやすくなります。

メリット⑤外貨が稼げる

海外で働くと、現地の通貨で給料がもらえます。

そのため、外貨を稼ぎたいと考えている方にも海外での就職が向いているでしょう。

特に日本円の価値が安くなるほど外貨の価値が高まるので、円安の状況では非常に魅力的です。

例えば、アメリカで月2,000ドルの給料をもらった場合、1ドル100円では日本円だと20万円ですが、1ドルが150円だった場合は30万円になります。

もらえる外貨の額が同じであったとしても賃金は大きく変わるので、円安のタイミングを狙って海外で集中的に稼ぐのも良いでしょう。

また、日本円のほかに外貨を持っていることは資産のリスク分散にもつながります。

メリット⑥旅行に行きやすい

日本から諸外国に行きたいと考えた場合は、ほとんどのケースで飛行機を使わなければなりません。

ですが、特にアジアやヨーロッパは陸続きの国が多く、アクセスしやすいのが魅力です。

海外在住であれば、様々な国に旅行にも行きやすいでしょう。

日本以外の海外の文化に触れたいと考えている方にとって、隣国へ足を運びやすいのは大きなメリットといえます。

日本人が海外で働く4つのデメリット

日本人が海外で働くことにはデメリットもあります。

ここでは、特に注意しておきたいデメリットを4つ紹介するので、こちらもよく確認した上で海外で働くことを検討してみると良いでしょう。

デメリット①日本と異なる文化になじめない

日本とは異なる文化に触れたくて海外で働くことを決めたものの、憧れていた文化になかなかなじめず、苦労している方もいます。

異文化を楽しめるのは、対応力や柔軟力のある人のみともいえるでしょう。

そうでない方は日本とは異なる文化にストレスを感じたり、早く日本に帰りたいと思ったりする可能性も高いです。

その国ならではの文化であると割り切れるのであれば良いのですが、例えば相手が遅刻してきても全く謝らなかったり
反対に日本では許されることが外国ではNGだったりすることもあります。

自分が働きたいと考えている国にはどのような文化や風習があるのか事前に良く確認し、自分がなじめるのか考えておくと良いでしょう。

デメリット②待遇が悪い可能性がある

日本でも外国人があまり良くない待遇で採用されるケースがありますが、日本人の場合も同様のことがいえます。

また、日本から赴任して行くのではなく現地企業に就職する場合は、日本よりも賃金が低く設定されているケースも多いです。

中には日本よりも過酷な労働をしなければならないのに、もらえる賃金が大幅に安い国もあります。

物価の安い国は一般的に給料水準も低いので、よく確認しておきましょう。

その国では外国人がどのような待遇で採用されるのか事前に調べておくことをおすすめします。

デメリット③突然リストラされる可能性もある

日本企業の場合は、新入社員は時間をかけて育てる風習があり、初めのうちはまともに仕事ができなくてもそれを理由にすぐリストラされてしまうことはまずありません。

ですが、海外企業の多くは実力主義です。

就職できたとしても結果を出せなければリストラされてしまう可能性があります。

このことから確実に長く働けるとは限らないので、場合によっては転職を繰り返さなければならず、収入が安定しないことも珍しくありません。

デメリット④国の治安が悪く社会保障も充実していない場合がある

日本は非常に治安が良い国であることから、海外の治安の悪さを具体的にイメージできていない方もいるでしょう。

ですが、地域によっては日々危険と隣合わせで暮らさなければならないこともあります。

また、犯罪面だけではなく、衛生面で問題がある国も多く、自身の安全は自分で守らなければなりません。

このように仕事以外の部分で悩みを抱えてしまうケースも多いです。

海外で働きやすい仕事10選

海外で働くことを夢見てはいるものの、具体的にどのような仕事に就くかまだ決まっていない方もいるでしょう。

そこで、日本人が海外で働きやすい仕事を10種紹介します。 気になるものをチェックしてみてください。

日本語教師

日本に興味を持っている外国人は非常に多く、将来的に日本に行くため、日本語を学びたいと考えている方もいます。

そういった方を対象に日本語を教える日本語教師の仕事は、海外でも人気が高いです。

実際に、日本語教室の数は多く、中には現地の言葉を一切使うことなく日本語のみで教えている教室もあります。

こういった教室を選べば、現地の言葉が話せなくても対応しやすいでしょう。

ただし、日本語教師といっても単純に日本語を話せれば認められるわけではありません。

外国人に教えるためには、日本の文化や風習、日本語の正しいイントネーションなどを理解している必要があります。

海外で仕事探しをする際、日本語教師の資格が求められることが多いです。

<関連記事>日本語教師とはどんな仕事? 需要や向いている人の特徴を解説

日本食の料理人

日本食は海外で人気が高く、日本食を提供するお店で働く料理人は需要があります。

特に人気が高いのは寿司ではありますが、他にもラーメンや魚料理、唐揚げ、定食など、さまざまな日本食がブームです。

日本で料理人として働いていた方であれば、その経験と実績を活かして海外でも働けるでしょう。

基本的な業務内容に関しても日本で行うこととほとんど変わりません。

語学力に不安を感じている方もいるかもしれませんが、多くの日本食レストランには日本人の料理人も在籍していることから、サポートしてもらえる可能性も高いです。

ただし、料理人としての腕がないと厳しいので、日本で料理人として経験を積んでいる方でなければ検討は難しいです。

ITエンジニア

ITエンジニアといえば、システムエンジニアのほか、プログラマーやWebエンジニア、ネットワークエンジニアなど、さまざまな種類があります。

情報技術に関連した技術者のことで、プログラミングスキルは世界共通のものであり、ITエンジニアに求められる能力は海外でも変わりありません。

そのため、日本でITエンジニアとして実績や経験を積んでいる方であれば、それを活かして海外で活躍できる可能性が高いといえます。

専門職の扱いになるので、就労ビザが取得しやすいのも特徴です。現地採用だけではなく、海外駐在として働く選択肢もあります。

通訳者・翻訳者

日本語が話せる強みを活かし、通訳や翻訳の仕事をしてみるのも良いでしょう。

ただし、これらの仕事をするためには、日本語のほかに現地語に関して深い知識を持っている必要があります。

語学力の高さが求められることから、単純に双方の国の言葉を理解しているだけではつとまりません。

場合によっては非常に専門性が高い司法や医療といった領域で働くことも考えられるため、専門的な表現や知識も必要です。

これらの仕事は必ずしも海外に行かなければ求人が見つけられないわけではないので、興味のある方はまずは国内で挑戦してみるのも良いでしょう。

実績と自信がついてから海外に行くのも一つの選択肢です。

コールセンター

海外のコールセンターの中でも、日本人の顧客が相手となるコールセンターであれば日本語対応が可能です。

そのため、語学力に自信はないけれどできるだけ早く海外で働きたいと考えている方に向いています。

実際に、海外で働く際の最初の仕事としてコールセンターを選んでいる日本人も多いようです。

もちろん、コールセンターであっても顧客が日本人ではなく現地の方なのであれば、語学力が必要なので注意しましょう。

コールセンターで働く場合はただ顧客からの問い合わせを受けるだけではなく、パソコンの基本的なスキルも必要です。

ツアーガイド

日本人観光客を案内するツアーガイドは日本語で説明を行えば良いので、語学力に自信がない方にも向いています。

現地語ももちろん必要ではありますが、日常会話ができる程度で問題ないケースが多いです。

日本人観光客の中には全く現地の言葉が話せない方もいるので、通訳のような仕事をすることもあります。

また、現地でのホテル予約や各施設に関連した手続きなどもツアーガイドが行うことが多いので、これらを行うための知識が必要です。

パイロット・客室乗務員

パイロットや客室乗務員として海外で働く選択肢もあります。

まず、パイロットとして働くためには、ライセンスを取得しなければなりません。

日本ではなく、海外で働くことを検討しているのであれば、短期間でライセンスが取得可能なパイロット留学も選択肢に挙がるでしょう。

客室乗務員の場合は、特に特別な資格は求められません。

ですが、英語の能力があることを重視している求人がほとんどであるため、語学力が求められます。

英語に自信がないのであれば、まずは勉強してTOEICで高得点を目指すことから始めましょう。

一つの目安は、TOEIC600点以上です。 求人によって求められる条件が異なるので、よく確認が必要です。

国際NPO・NGO団体の職員

NPOとは、営利を目的としない市民による課題解決やより良い社会を作る活動を行うための組織のことです。

また、NGOとは非政府組織のことであり、貧困や飢餓、環境などに関する世界的な問題に対して取り組む市民団体のことをいいます。

難民になってしまった方への食糧支援や各種教育支援、病院・クリニックの運営など、活動の内容は非常に幅広いです。

具体的な活動内容も確認した上で検討してみましょう。 特に海外には貧困や飢餓で大きな問題を抱えている国が多いため、国際NPO・NGO団体の活躍の場は海外です。

これらの仕事に就くためには、学歴よりも社会人経験が重視されます。

保育士

家族連れで海外赴任している駐在員の中には小さな子供を抱えている方も多く、子供の中には日本語しか話せない子もいます。

海外で日本人が保育士として働く場合は、こういった駐在員の子供を預かるケースが多いです。

現地語が話せない小さな子供をサポートする重要な仕事といえます。

注意点として、日本で保育士の資格を取得していたとしても、その資格が海外で使用できるわけではありません。

海外で保育士として働くにあたり、必要となる資格を調べて取得しましょう。

留学エージェント

留学を希望する人を支援するのが、留学エージェントです。

留学を検討しているけれど自身では十分な情報が収集できず、困っている人がたくさんいます。

そういった方に求められる情報を提供したり、必要な入学の手続き、その他留学に関することを総合的にサポートしたりする仕事です。

特別な資格は特に求められませんが、学位を取得する留学経験があると採用される可能性が高くなります。

これは、留学経験のある方のほうが留学に関する知識を有しているためです。 英語力に関してはビジネスレベルの語学力が求められます。

海外で働く国を選ぶ際のポイント

海外で働くことを検討しているのであれば、まずはどの国を選ぶのかよく検討しましょう。

ここでは、海外で働く国を選ぶ際に確認しておきたいポイントを4つ解説します。

就労ビザ取得の難易度

日本人が海外で働く場合は、就労可能なビザを取得する必要があります。

ビザ取得の難易度は、国や地域によって大きく異なるので、事前に確認が必要です。

各国でビザ取得に関する経歴や条件を定めています。自分がその条件を満たしているのか調べておきましょう。

例えば、ワーキングホリデービザの場合、人気国の場合は抽選率倍率が高いことから取得は簡単ではありません。

気軽に「ワーキングホリデービザで働こう」と考えている方は注意が必要です。

現地で話されている言語

日本人が海外で働くにあたり、大きな問題になりやすいのが言語に関することです。

欧米圏を選択する場合、就労条件としてビジネスレベルの語学力があることと定められているケースもあります。

求められる語学力は求人によって異なるので、自信がない場合は高い語学力がなくても就職できる求人情報を探さなければなりません。

<関連記事>海外で働くには英語が話せないと難しい?おすすめの仕事9選

治安の良さ

治安の良い日本で暮らしている方は、治安が悪い国で暮らしている方と比較すると防犯に対する意識が高いとはいえません。

できるだけ日々安心して暮らしたいと考えているのであれば、治安が良い国を選びましょう。

例えば、ベトナムやタイ、マレーシア、台湾、韓国などは比較的治安が良いとされています。

一方、メキシコやモロッコのように治安が良いとはいえず、十分注意が必要な国もあるので、よく確認しておきましょう。

生活環境

生活環境が整えられそうかもしっかり確認しておきたいポイントの一つです。

例えば、日本とは食文化が全く異なる国や自分が好みではないものを主食としているような国は、慣れなかったり、慣れるまでに時間がかかったりします。

他にも、何かあったときのために医療体制を確認しておきましょう。

医療の技術が進んでいるかだけではなく、すぐに病院に診てもらえるのかも確認が必要です。

子供がいる方や将来的に海外で結婚する予定がある方は、教育体制が充実している国であることも欠かせません。

将来的な生活も含めて検討していきましょう。

海外で働くためには十分な準備が必要

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いかがだったでしょうか。海外で働きたいと考えている方のため、確認しておきたいメリットやデメリット、日本人に向いている仕事を紹介しました。

海外は日本とは異なるポイントが多々あるので、しっかりとした準備が必要です。

海外で仕事を見つけやすくするためには、海外で需要のある仕事に就くための資格を取得しておくのも良いでしょう。

例えば、日本語教師は海外で需要が高く、仕事を探しやすいといえます。

日本語教師養成講座ならルネサンス日本語学院にお任せください。

資格の取得から今後の進路や就職先などトータルサポートいたします。

2024年4月からスタートした国家資格「登録日本語教員」を目指すための各種サポートも行っているので、ぜひご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。