ブログ
あまり使いたくないテキスト
職業柄でしょうか。
海外でしか手に入らない日本語のテキストを集めるのが趣味です。
自分で外国に行った時だけでなく、家族が、友人が海外に出かけたときにも
お願いして買ってきてもらっています。
先日、フランスに行った友人が日本語のテキストをお土産にくれました。
このテキスト、正直なところあまり使わないでほしい・・・と思うものでした。
「わゐうゑを」、「ワヰウヱヲ」って・・・。
いったいいつの時代なんでしょうか・・・。
さらに、例文も変なものがちらほら・・・。
例えば、
「どんな事があっても、ふたをお開けなさいますな。」
「いやだわ。私が呼ぶもんですかね。」
「私は苦しゅうございます。」
などなど・・・間違ってはいないのですが、今は耳にすることが少ない表現が
例文として挙げられています。
さらに、
「母は子に薬をのませられる」
って、シチュエーションとしてあまりないですよね・・・。
(子は母に薬をのませられる・・というのはよくありますが・・。)
数え方の練習では、
「御座敷が一間」
と・・。これ、覚える必要があるのでしょうか。
他にも、「一番目」「一つ目」などの「~目」の学習のページに
「八つ目鰻」、「馬鹿め」、「ひどいめ」など、明らかに「~目」とは
関係のない語彙が例として出ています。
挿絵も
といった意味不明な絵が・・・。
ウケねらいなんでしょうか・・・。
見るだけなら面白いですが、このテキストで日本語を勉強するのはやめてほしい
ですね・・・。