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うれしい報告
ちょうど1年前。ひらがなも読めない状態で日本語教室のドアを叩いた
ネパール人のビドゥーラさん。
彼の夢は、日本の飲食店で働いて、日本式の飲食店経営を学び、
お父さんのレストランを助けること。
しかし、片言の日本語は話せても、字も読めず、会話もできないため、
「話さなくてもできる仕事」にしか就くことができませんでした。
その仕事でも、理不尽なことで怒られたり、馬鹿にされたりと言葉が
話せないが故の辛さもありました。
そんな彼が、週1回の教室に通い、ひらがな、カタカナ、漢字の読み書きが
できるようになり、日本語で会話もできるようになりました。
そして、ついに!!
夢だった日本のレストランにアルバイトとして採用されました!!
「先生!ちゃんと履歴書が書けたよ!漢字で書いたよ!」と満面の笑みで
報告してくれました。
そうなのです。
字の読み書きができなかった彼は、今まで履歴書さえも提出できなかった
ので、職場の選択も限られてしまっていたのです。
まだ裏方の仕事が多いようですが、先週は、「先生!今日、初めて一人で
接客させてもらえたよ!ちゃんと日本語でできたよ!」とうれしそうに話してく
れました。
こういう時。
本当に日本語教師をしていてよかったな・・・と思います。
独り言のような今日のブログで、すみません。
しかし、本当に、本当に嬉しくて・・。