現役日本語教師の日本語豆知識

イクラの缶詰

公開日:2016.11.02 更新日:2023.04.26

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

赤い宝石、イクラが旬ですね。
我が家では、生の筋子を買ってきて、自分の家でイクラの醤油漬けを作ります。

ところで、この「イクラ」。
ロシア語が語源であることをご存知でしたか?
私はロシア人の生徒から教えてもらいました。

ロシア語では「イクラ」=「魚の卵」という意味だそうで、
たらこも、キャビアも「イクラ」なのだそうです。
そして、なんと!ロシアではイクラの缶詰が売っているそうです!!!
これです。
↓↓↓
イクラの缶詰

ロシアでは缶詰で販売されているのが普通だそうで、値段は1000円ぐらい
とのこと。

また、ロシアでは日本と違い「塩漬け」で販売されていて、
「たっぷりバターを塗ったトーストの上に載せて食べるのがおいしい」
のだそう。
(日本人は想像するだけで、「・・・」ですね。
反対に、ロシア人は「どうして醤油??おいしくない!」と言っています)

いつかロシアに行く機会があったら、勇気を振り絞って
「イクラバタートースト」に挑戦してみます。

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この記事の監修者

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。