現役日本語教師の日本語豆知識

インドネシアの柿

公開日:2016.10.26 更新日:2023.04.26

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

秋の果物と言えば、ぶどう、梨、栗などありますが、柿も日本人には欠かせ
ないものです。
しかし、この「柿」。
外国人は「なに?それ?」という反応をする人が多いのです。

そのため、私も「柿=外国(特に、暑い国)にはないもの」と勝手に思っていました。

しかし、なんと!
インドネシアではスーパーで柿が売られているそうなのです。

先日、インドネシア人の学生と駅までの道を歩いていたら、果物屋さんの前で、
「先生!私はこの果物が大好き!日本のはインドネシアのより甘くて、
おいしい!」と柿を指さして言ったのです。

「ええ?!柿がインドネシアにあるの???」と驚いて質問すると、
「はい。ありますよ。1キロ70円ぐらいでスーパーで売っています。
インドネシアの柿は、皮が真っ白。化粧をしているみたいですよ。」
との答え。

柿って、暑い国でもできるの??
皮が真っ白??
1キロ70円なんて、そんなポピュラーな果物なの??
と頭が「???」だらけに。

私の「???」状態を察したのか、インドネシアの柿の写真を見せてくれ
ました。
これです。
↓↓↓
インドネシアの柿

決してかびているわけではありません
これが通常の状態だそうです。

インドネシアに行く機会があったら、ぜひ、探してみてください。

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この記事の監修者

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。