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さくらはトルコの代表的な花です。
満開の桜が美しいですね。
私たちが日本語を教えている外国人たちも、桜に感動し、写真を何枚も
撮っていますよ。
今日は、その「桜」に関連するできごとをご紹介します。
ある授業で「自分の国の花」について書く作文の宿題を出しました。
その中で、トルコ人の学習者の作文に
「さくらはトルコの代表的な花です。」
とありました。
「桜=日本の花」と考えていた私は、びっくりしました。
ええっ?トルコの花って桜なの?!?チューリップだと思ってた!と。
しかし、読み進めていくと、だんだん「???」という内容に。
「さくらは私の町では7月の下旬に咲きます。
さくらの木は農場にたくさんあります。
私たちは農場でさくらの実をたくさん採ります。」
そうなのです。
トルコ人の学習者が書きたかったのは「桜」ではなく、「さくらんぼ」のこと。
トルコは「さくらんぼ」の生産量が世界一なんです。
確かに「桜」も「さくらんぼの木」も同じサクラ属の植物ですが、見るための
「桜」と食用の「さくらんぼの木」は別のもの。
トルコ人の彼はそれを知らなかったそうです。
(おまけ)
日本とトルコの友好120周年の2010年に、3000本の桜が日本から
運ばれ、トルコの各地に植樹されたそうです。
今頃、トルコの人たちも花見を楽しんでいるのでしょうか。