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テレビ番組のテロップ
今では当たり前になっているテレビ番組のテロップ。
これが多用されるようになった頃は「見づらい」とか、「目障りだ」とか
いう意見が多くでていました。
しかし、日本に住む外国人には好評のようです。
学習者たちも「先生、テロップは便利ですね♪」とよく言います。
日本に住んでいる外国人たちも、日本のTV番組を見ます。
その中でバラエティ番組は「難しい」と言います。
バラエティ番組は話すスピードが早いし、省略文だらけだし、さらには
方言(よしもと語?)もたくさん使用されます。
そのため、日本語を勉強中の外国人にとっては、とても難しい番組です。
そんな時、「便利」なのが、テロップなのだそうです。
バラエティ番組のテロップは、発言の内容や声のトーンなどによって、
字体が変わったり、デザイン、色も変わったりと、通常の「字幕」とは
違います。
学習者たちは、その字体の変化や、デザイン、色で「どんなニュアンス
なのか?」、「どういう意味の笑いなのか」を理解しているそうです。
こういう彼らの意見を聞くと、「日本人からは嫌がられることもあるテロップの
多用も、それによって助かっている人もいるんだな」と思い、バラエティ番組
を見るときにじーっと見て、考えてしまいます(日本語教師病ですね・・・)。
皆さんも、機会があるときに、「テロップ」をよく見てみてください。
今までとは違う感覚で、見られるかもしれません。