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昨日、私は「ねこ」を食べました。
ある日の授業のことです。
昨日、何を食べたかを学習者と私とで話していたのですが、
私が昨日食べたものを行った途端、あるアラビア語が母語の学習者が驚いて、
「ええっ!!!先生はねこを食べましたか?!?!」と質問してきました。
ねこを食べた。
皆さん、私が食べた物が何か分かりますか?
(もちろん、「猫」は食べていません!!)
実は、「にくを食べた。」と私は言ったのです。
それが、アラビア語圏の学習者には「ねこを食べた」と聞こえたようで・・・。
私の発音が悪いのか?とも思いましたが、他の学習者にはきちんと「にく」と
聞こえていたので、そういう問題ではないのです。
では、なぜ「にく」が「ねこ」になってしまったのか?
何でも、アラビア語には母音が三つしかなく、聞いた時に、
日本語の「い」と「え」、「う」と「お」の区別が難しいのだそうです。
だから、「NiKu(にく)」が、「NeKo(ねこ)」というように
聞こえてしまうそうなのです。
日本語に限らず、外国語を勉強する際には、自分の母語にない発音は習得が
難しいですが、「にく」が「ねこ」に聞こえてしまう・・・というのは、
日本で生活する場合、ちょっと大変だなあと感じました。