現役日本語教師の日本語豆知識

【新シリーズ】日本人が知らない日本語のしくみ

公開日:2015.08.10 更新日:2023.04.26

毎週月曜日は「日本語教師ってどんな仕事?」シリーズの記事でしたが、
5月から3ヶ月が経ち、だいたいのことはご紹介しました。

そこで、今日から新シリーズを始めたいと思います。
題して、日本人が知らない日本語の仕組みです!

例えば、皆さん

・「ここ/そこ/あそこ」はどう違うの?
・スーパーの刺身コーナーで「マグロがいる」と言ったら、驚かれました。
 どうして?
・「は」と「が」はどう違うのですか?
・「~ので、・・・」と「~から、・・・」はどう違うのですか?
・「ポッキーを1本」、「チロルチョコを1個」、
 「ガーナチョコレートを1枚」って、「本」、「個」、「枚」は何が違うの?

と外国人に質問されたら、どう答えますか?

このシリーズでは、こんな実際の日本語教室で外国人に教えている
「日本人が知らない日本語の仕組み」を紹介していきたいと思います。

日本語教師を目指す方はぜひご覧下さい!
実際に外国人に教えるのはこういう日本語です

特に、日本語教師を目指しているわけではないけど・・・という方。
「日本語のヒミツ」(?)を知って、友達との話のネタにしてください。
きっと、「おお!」と一目置かれますよ。

第1回目の問題
ここ/そこ/あそこ」はどう使い分けていますかです。

どうぞ、皆さん。1週間じっくり考えてみてください!

それでは、また17日(月)に。

楽しいお盆休みをお過ごし下さい。

→ルネサンス日本語学院の法人向け日本語研修はこちら

この記事の監修者

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。