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日本語教師ってどんな仕事?第10回 日本語教師に求められるもの(導入編)
色とりどりの紫陽花が梅雨のうっとうしさを忘れさせてくれますね。
さて、これまで色々な角度から「日本語教師ってどんな仕事?」ということで、
語学力や年齢、前職などは問わないことをお話してきました。
今日の第10回からは、ズバリ!!
「日本語教師に求められるもの」
について、お話したいと思います。
このブログをずっと読んでくださっている皆さまは、
もうご存知かと思いますが、改めて言います。
日本語を「話せること」と「教えられること」は
全くの別ものです!!!
では、具体例として、皆さまがほぼ毎日「話している」と思われる挨拶
「こんにちは。」
を教えてみましょう。
さて、「こんにちは。」の使い方、何と教えますか?
「昼、人に会った時に言う挨拶」
と考えた方。
おめでとうございます!
あなたは「普通の日本人」です!
でも、「日本語教師」ではありません。
では、「普通の日本人」であった方、次のことを考えてみてください。
① 「昼」って何時~何時までですか?
② 冬の夕方5時に「こんにちは。」と使っていますか?
③ 「人に会う」って、自分の家族に会った時にも言いますか?
④ 同じ人に同じ日に2回会ったとき、2回目も「こんにちは。」と
言っていますか?
さて、みなさん。どうですか?
これが「話せること」と「教えられること」は全くの別もの
ということなのです。
今日は「導入」としての「普通の日本人」と「日本語教師」の違いを
ほんの少し体感していただきしました。
来週月曜日からは、もっと具体的に「日本語教師に求められるもの」について
紹介していきますので、ぜひ、訪問してください!!