現役日本語教師の日本語豆知識

日本語教師ってどんな仕事?第9回 日本語教師の魅力って?~その2~

公開日:2015.06.15 更新日:2023.04.26

梅雨の晴れ間に広がる青空が快いですね。

さて、前回、「日本語教師の魅力って?」ということで、
実際に日本語を教えている先生方が感じていることをご紹介しました。

今日は、その第2弾です。

日本語教師は「中毒(?!)」になってしまうほど、
一度やったらやめられない~っ!!という仕事ですが、具体的に
どんなところに先生方はハマってしまうのでしょうか?

・毎回の授業が発見と感動。
・いわゆる「マンネリ」がない仕事。とにかく、毎日が新鮮!
・人が何かを学んで、成長していく過程を直に見て、感動できる仕事。

なるほど。
発見・新鮮・感動」の連続なんですね。
日本語教師の方って、実際の年齢より若く見える(見た目も、行動も)方が
多いのは、ここらへんに理由がありそうですね。

他にも、こんなご意見が。

・昨日までできなかったことが今日できるようになる。その瞬間の
 達成感がたまらない。
・頑張った分だけ、結果がダイレクトに返ってくるのがうれしい。
・自分の教え方がいいか、悪いかをすぐその場で感じられるという
 「ライブ感」がいい(特に、「いい反応」の時は、ゾクゾクする)。

仕事の結果や達成感を「今、ここで、すぐに得られる」というのが、
魅力という先生方もいます。
確かに、そういう仕事はなかなかないかもしれません。

それから、意外に多かったのが、こんなご意見。

・現地の人しか知らない名物をもらえる!
・現地で、今、一番流行っているもの、ことなどの最新情報が手に入る。
・日本にいながら、色々な国の有名な食べ物(特にお菓子)が食べられる。
・その国の人たちが支持する、日本にある「本場○○料理レストラン」を
 教えてもらえる♫

教えるばかりでなく、こんな楽しみもあるんですね。
毎日が現地ガイド付きく海外旅行」の気分でしょうか?!


こんな風に、「日本語教師の魅力」は一言では表せないほどです。
次は、皆さんが「日本語教師」になって、この仕事の虜(♡)に
なってください!!

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この記事の監修者

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松田 良子 Ryoko Matsuda

ルネサンス日本語学院 日本語教師養成講座講師

《資格》日本語教師養成課程修了・日本語教育能力検定試験合格

《経歴》日本語教師養成講座を修了後、約30年に渡り、大使館、留学生、インターナショナルスクール、企業などで日本語教育に従事。また、(社)国際日本語普及協会の「地域日本語教育コーディネーター研修」修了後は、地域の日本語教育、ボランティア支援や教育委員会日本語研修プログラム、NHK文化センター、一部上場企業などへの日本語教育コーディネイトや日本語教師養成に携わり、日本語教育総合支援など多方面で活躍中。

《専門分野》就労者・生活者・年少者に対する日本語教育。

《監修者からのコメント》

日本語教師の勉強は、「知識」だけでも、「技術」だけでもだめです。 両方揃って初めて「学習者」という同乗者が安心して授業を受けられます。単なる知識の講座ではなく、皆さんより少し先を歩く私たち現役日本語教師が考え、悩み、苦労してたどり着いた答えを多く取り入れた「現場目線」を意識しています。
私自身、国語教師を目指し、日本語の文法にも自信があったにもかかわらず、「こんにちは。」の使い方を外国人に教えられなかった…というショックから、「日本語」に興味を持ち、日本語教師になりました。日本語教育業界は、わかりやすそうでわかりにくいですから、この業界の専門知識のある人に相談することがおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。