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私は男?!
ある学習者が、どこで聞いたのか(習ったのか?)、まだ学習していない
「~みたい」「~らしい」という言葉を使うようになりました。
日本で勉強している学習者たちは、教室外で新しい日本語を
聞き覚えてくることが多いです。
ですので、教えていない日本語を話してくるということは、
それだけ彼らが外で積極的に日本語を使い、日本語に触れている
ということなので、喜ぶべきことです。
が、・・・・。
この学習者の場合は、ちょっと困っています・・・。
なぜなら、
「先生は 女みたいですね~。」
「先生は 男らしいですね~。」
と言ってくるからです。
この文だけ見れば、『何で困るの?この先生は「男」なんでしょう?』と
思ったのではないでしょうか。
でも、でも・・・!!
私は女なんですよね~・・・・。
だから、
「先生のシャツは ピンクですね。先生は 女みたいですね♪」と言われると、
「・・・。私は女ですよ~♪ハハハ・・・。 」と苦笑い。
誤用であることを教え、何度も指摘しているのですが、なおりません・・・・。
彼の頭の中には、「みたい」と「らしい」が反対になって、
インプットされてしまったようです。
これを打ち崩すのは、苦労するだろうな・・・と、
「みたい」&「らしい」の授業が思いやられます。
子供と同じで、「最初のインプット」が重要な日本語学習。
気を付けないといけません・・・。
(余談)
私の先輩(女性)がある人に、「女々しい!」と言われた時、
「だって、私、女ですから!!」って答えていたなぁ・・・。