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「違かった」を聞いたことがありますか?
先日、こんなことがありました。
ビドゥーラさん:(採点済みのテストを持って)
先生、「違かった」は正しくありませんか?
私:ええ。違いますよ。「違う」は動詞ですから、「違った」が正しいです。
ビドゥーラさん:え~・・・。でも、日本人は「違かった」と言っていますよ。
私の会社の人も、この前言っていました。
私:う~ん。それは、その人が間違っているんですよ・・・。
皆さん。「違かった」という言い方を聞いたことがありますか?
私は何回か聞いたことがあり、気になっていましたが、外国人から指摘された
のは初めてでした。
文法的に考えれば、「違う」は動詞ですから、「違った」となるはずです。
では、どうして、「違かった」という言い方が出てきたのでしょうか?
自分なりにいろいろ考えてみました。
「違う」の対語である「正しい」の変化に引きずられているのかもしれません。
「正しい」 はい形容詞で、「正しかった」と変化します。
それにつられて「違う」も「違かった」となってしまったのかな・・・と。
うーん。でも、「ある」の対語の「ない」は「なかった」になるけど、
「あかった」「ありかった」とかにはならないし・・・。
なぜ、「違う」だけ???
もしかして、「違った」と発音が似ているから、「違かった」も受け入れられた
のでしょうか???
理由は分かりませんが、外国人から「聞いたことがある」と言われるように
なってきたので、使う日本人は増えてきていることは確かなようです。