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日本語教師ってどんな仕事?~第1回:日本語教師はバイリンガル?!~

毎週月曜日は『日本語教師ってどんな仕事?』をテーマに、
ブログを書いていきたいと思います。

では、記念すべき第1回。
『日本語教師はバイリンガルなのか?』です。


初対面の方に「どんなお仕事をされているのですか?」と聞かれて、「日本語教師です」というと、
「えー、ということは英語が話せるんですか!!すごいですね!」と100%に近い確率で言われます。
皆さんも、そう思いますか?
(実は、私も最初はそう思っていました・・・。)


そのイメージは、今、ここで捨てて構いません。

「外国語が話せなくても日本語教師にはなれる!!!」

これが事実です。

では、【外国語が話せなければ日本語教師にはなれない】と思っていた方は考えてみてください。
  ↓
あなたは英語を習っています。
同じクラスには中国人の李さんとフランス人のエレーヌさんがいます。
先生はイギリス人ですが、中国語とフランス語が少し話せます。
授業中、エレーヌさんがフランス語で先生に質問をしました。
それを聞いた李さんが今度は中国語で質問をしています。
あなたも質問がしたいけれど、先生は日本語がわかりません。
そんなとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
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とてもさびしい気持ちになりませんか?

日本語のクラスにはいろいろな国の学習者(※)がいます。
彼ら全員が英語が話せるわけではありません。
(※)日本語教育では生徒のことを【学習者】といいます。


では、教師が学習者(※)に合わせて何ヶ国語も話せるようにしなくてはいけないのか。
・・・・無理ですよね。
日本語教師になるまでに力尽きてしまいそうです・・・。
     

では、学習者、教師全員の【共通言語】はなんでしょうか?


そうです!!
今まさにクラスで勉強している『日本語』なのです!!

ですから、多くの日本語学校では「日本語を日本語で教える」のが基本です。


「日本語教師はバイリンガル」ではありません!
「外国語ができなければ、日本語教師になれない」ということはありません!


どうですか?
日本語教師のイメージが変わりましたか?

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