大阪校ブログ

【国家資格】登録日本語教員 応用試験ってどう勉強する?

2025.06.26

こんにちは。
今回は、新しく国家資格化された「登録日本語教員」試験の中でも、多くの受験者が「難しい」と感じている応用試験の勉強方法について、昨年度受験された方からのお話を含め、まとめてみました。

特に苦手意識を持ちやすい聴解問題にしぼって、おすすめテキストと実践的な学習法をご紹介したいと思います!


応用試験の「聴解」ってどんな問題?

応用試験では、以下のような実際の教育現場を想定した音声を聞き、適切な対応や判断を問われます。

  • 教師と学習者の会話(誤用指摘、フィードバックなど)

  • 教室での指示・確認場面

  • 教師間の情報共有や指導方針の相談

音声は1回しか流れないため、集中力・理解力・判断力が同時に求められます。


おすすめテキスト 4選

『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』
(ヒューマンアカデミー著/翔泳社)
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出題傾向を押さえた総合対策書。音声分野は特別章で詳しく解説されており、CD付きで聴解対策にもぴったり
模擬問題で現場判断力も鍛えられます。


『日本語教育能力検定試験 試験問題(令和5年度)』
(日本国際教育支援協会著/凡人社)
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公式過去問題集。出題形式に慣れる練習として最適です。
CD付きで本番さながらの聴解練習が可能。


『日本語教育能力検定試験 対策問題集[音声DL付]』
(アルク日本語編集部)
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多くの実践問題と丁寧な解説付き。聴解を強化できるバランスの取れた一冊です。
無料ダウンロード音声でシャドーイングにも対応。


『日本語教員試験 対策用語集[学習アプリ対応]』
(岩田一成ほか著/アルク)
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➡ 用語理解を強化したい人に最適!
出題範囲が広くなった日本語教員試験では、知識の整理が合否を分けるポイントです。

☆ 特徴

  • 出題頻度別に「必須」「重要」「基礎」がひと目でわかる

  • 図解や例が豊富で理解しやすい

  • アプリ「booco」対応でスマホ学習が可能!

  • 各章末のチェック問題で定着を確認

➡ スキマ時間にサクッと復習したい方にもおすすめです。


聴解力&知識力アップの学習法

① 一発勝負リスニング+メモ練習

→ 応用試験形式に慣れるには、「1回しか聞かない」「キーワードだけメモる」習慣が重要!

② 用語集での復習ルーティン

→ 「日本語教員試験 対策用語集」のアプリ機能やルネサンス日本語学院の「モノグサ」アプリを活用し、毎日10分でも用語を確認。
試験本番での知識の引き出しがスムーズになります。


最後に:私なりの見解とまとめ

周りの国家試験合格者からのお話や、自分なりに応用試験対策をして感じたことを、聴解と読解に分けてまとめます。

▶ 聴解試験

検定試験の過去問(とくに試験Ⅱ)を活用して、「ポイントを押さえて聞く力」を身につけることが重要です。
また、応用試験の問題1ではランダムな場面展開
があるため、さまざまなパターンに対応できるトレーニングが必要です。

▶ 読解試験

これは、基礎知識に加え、現場での応用力が問われる内容です。
検定試験の試験Ⅲにある読解問題で演習を重ねることで十分に対応できます。
さらに、選択肢を緻密に分析する訓練を意識して行うと、解答の精度が格段に上がります。


結論:聴解+知識+場面対応力のバランスがカギ!

  • 聴解力は耳を鍛える反復練習が命

  • 知識は用語集+チェック問題で定着

  • 本番を意識した"判断力"の練習も忘れずに!

応用試験は確かに難易度が高めですが、正しい教材と学習法で対策すれば、確実に合格に近づけます!
一歩ずつ、合格への道を一緒に歩んでいきましょう!