大阪校ブログ

今から国家試験対策(応用問題)を始める人必見!おすすめの参考書&問題集ガイド

2025.09.11

国家試験合格には、「基礎知識を固める参考書」と「過去問を繰り返す訓練」が不可欠です。ここでは、これから勉強を始める人におすすめの1冊の参考書と、直近の問題集3年分をピックアップし、それぞれの内容と活用法をまとめます。
(本当はもっと前もって勉強しなければならないとは思いますが、今年は記念受験する!という方にも必見です!笑)


おすすめ参考書

『ベーシック日本語教育』/佐々木泰子 著

概要

  • コミュニケーション重視の視点から書かれており、新しい日本語教育能力検定試験の傾向にも対応しているテキスト。

  • 内容は、社会・文化・地域、言語と社会、言語と心理、言語と教育、言語一般、日本語の構造など、幅広い分野をカバー。

  • 教授法、言語の仕組みといった"定番"+"最近出題増加中の分野"にも対応。

使い方のポイント

  • 最初に、この参考書で各分野の「出題範囲」の全体像を掴むことが大切。分野ごとの苦手を早めに見つけやすくなる。

  • 「日本語の構造」など理論的・言語学的な部分は難しい場合もあるので、休憩を挟みながら少しずつ読み進める。

  • 試験で求められる用語・概念が整理されているので、用語帳代わりにも使える。

  • 大体1週間から2週間で読み切るようにする。読み切ったら↓の過去問をひたすら間違えなくなるまで解く。

おすすめ問題集(過去問3年分)

以下の過去問は、最近の出題傾向を把握し、時間配分や出題形式に慣れるためにも非常に有効です。

  1.  令和6年度 日本語教育能力検定試験 試験問題(公益財団法人日本国際教育支援協会)

    • 2024年の最新問題で、CD付きの聴解問題収録など実践力が問われる形式。

    • 出題の実施状況や平均点データも掲載されており、自分がどのくらいのレベルにいるかを把握するのに便利。

  2.  令和5年 日本語教育能力検定試験 試験問題(同協会編集)

    • 令和6年の前年度問題として、直近の傾向を知るうえで重要。問題構成や解きやすさ/難しさを把握するのに役立つ。

  3.  令和4年 日本語教育能力検定試験 試験問題(同協会編集)

    • さらに2年前のもの。問題形式の変化(例:図表やグラフの利用、聴解の難易度)が分かるため、傾向の流れを掴むのに有効。

過去問の活用法

ステップ 方法
ステップ1:形式を知る まず令和6年度の問題を通して解いてみて、どのような問題が出ているかを把握する。
ステップ2:間違いを分析する 間違えた問題について、「なぜ間違えたか」を理論で理解する。語彙か、文法か、聴解か等。
ステップ3:3年分を繰り返す 令和4年~令和6年を複数回解く。間違えなくなるまで(特に時間を気にしながら)。
ステップ4:時間配分も練習 一問あたりの時間配分を意識して解く。例えば、試験Ⅰ・Ⅱなどでは1問あたり40秒~1分程度を目安にして練習しておくと、本番で焦りにくくなる。

勉強を始める人へのまとめ:これだけは押さえておきたい3つのポイント

  1. 参考書で基本を固める
     『ベーシック日本語教育』のように、理論・用語・言語構造など"必須知識"を網羅したまとまったテキストを最初にしっかり読み込むこと。

  2. 過去問を3年分、繰り返し解く
     出題形式や問題傾向に慣れ、「間違わなくなるまで」反復することで実戦力を身につける。

  3. 弱点分析と時間管理を大事にする
     苦手な文法や聴解のパートを早めに把握し、重点的に強化。試験形式で時間配分を何度も練習して、本番で時間切れにならないようにする。


国家試験は一朝一夕で合格できるものではありませんが、「正しい参考書を選ぶ」「過去問を繰り返す」「自分の弱点を見つけて対策する」という3ステップを丁寧に踏むことで、確実に近づくことができます。

もっと本格的に勉強している方は(基礎試験から受験する方など)、別の参考書を使用している方も多いですね。
さらに合格に近づきたい方は、過去問については本当は過去5年分くらいはやる方が良いかもしれません。
今から最後の悪あがきで頑張ろうとしている方は、上記の参考書&問題集を残りの2カ月で頑張ってみましょう!笑

あなたの合格を心より応援しています!