大阪校ブログ
中国人とは漢字だけで伝わる?『水曜日のダウンタウン』流「漢字伝言ゲーム」が日本語教育にもヒントに!
2025.08.29
先日放送された『水曜日のダウンタウン』の新企画、話題ですよね。
■「言葉が通じなくても中国人となら漢字のやりとりで意思疎通ギリ可能説」
日本語が全くわからない中国人と日本人芸人がペアになり、漢字だけでお題を伝え、そのお題に合った物を別室から持ってこれるか?という「漢字伝言ゲーム」に挑戦。漢字だけでも意思が通じるのか?というとても興味深い企画です。
お題は「ピーマン」。
すゑひろがりずは「緑菜太唐辛子」と書き、見事成功!中国語で「青椒(チンジャオ)」と聞くと、一同「青椒肉絲!たしかに!」とうなりました。
番組中の漢字は、ユーモアと工夫にあふれていて、中国語との共通点を改めて感じさせる場面が満載でした。
ここから、日本語教師養成講座の視点で考える授業ヒント
① 漢字の「意味」から「伝える力」へ
この企画は、漢字の意味に頼るだけでなく、どうやって相手に伝えるかを工夫する面白さを教えてくれます。
教案を作る際にも、
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学習者が書く漢字に「工夫の余地」を持たせる
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「自分の言葉でどう伝えるか」を考えさせる活動を組み込む
といった授業設計ができます。
② 多文化共通の手段としての漢字
中国人学習者だけでなく、漢字を使う文化圏出身の学習者にとって、漢字はコミュニケーションの架け橋になります。
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漢字の違い(日本と中国の表記差)を意識させる
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日本語ではピンと来ない表現を通じて漢字の力を見せる
ことは、多文化情況での言語教育に役立ちます。
③ 教案に「ゲーム要素+思考力」をプラス
番組のように、「だけど工夫によって伝わる!」という体験は、学びの喜びになります。
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漢字伝言ゲームなどを教材として採用
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フリップに書く→相手が理解する→手応えを感じる流れを再現
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「どう書けば通じるか」をクラスで話し合う形式も効果的
日本語教師養成講座でも、"言葉以外の方法"でコミュニケーションを工夫する力の育成に活かせるエピソードだと思います!
まとめ:教育の世界にも"言葉を超えた伝え方"がある
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漢字には意味以上の「伝える力」がある
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違う言語背景を持つ学習者同士の共感を生みやすい
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「受け取る」ではなく「伝える」ことにフォーカスした授業づくりができる
こうした視点を取り入れることで、教案づくりにエッセンスが加わります。
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