大阪校ブログ

国家試験の勉強法まとめ ― 合格の鍵は繰り返しの理解と継続学習

2025.08.20

国家資格「登録日本語教員試験」(通称、日本語教員試験)に合格するためには、地道な勉強と戦略が欠かせません。合格者の声から学べる効果的な方法をざっくりまとめてみました。


1. 過去問を3年分、間違いなくなるまで繰り返す!

特に重要なのは、日本語能力検定試験の過去問を3年分、繰り返し解くこと
「間違えなくなるまで徹底的に理解する」というスタンスは、教員試験の基礎力を築く上で非常に有効と言われています。


2. 学習時間の目安は400〜500時間が目安

日本語教育能力検定試験と範囲が近い日本語教員試験では、平均的な勉強時間として 400~500時間 を確保するのが基本ラインとされています。

とある通信講座利用者のアンケートによれば、平日は1~1.5時間、休日は2~6時間以上勉強し、学習時間を確保しているとのことです。


3. スケジュールは週単位でテーマ別に回す

継続しやすく、知識がつながりやすい学習計画として、「週ごとにテーマを変える」方法があります。例として、ある合格者は以下のような1週間プランで学習を進めていました。

曜日 テーマ
言語と教育、教授法など
言語(音声・文字・文法)
言語と心理
社会・文化・地域
言語と社会、敬語など
応用試験対策(ケーススタディ)
1週間の復習+ミニ模試

このように分野をローテーションすることで、飽きずに、全体をバランスよくカバーできます。


4. 独学でも十分可能。モチベーションの工夫も大切

独学で合格した経験談では、試験勉強に刺激が必要なとき、「地域の日本語学習者へのボランティア活動」がモチベーションになったとのことです。

また、初めて受験した方は、問題集や通信講座、過去問を活用し、特に聴解部分を徹底的に繰り返したことで合格できたとの声もあります。


5. 試験の構成を把握して効率よく準備

日本語教員試験は以下のように構成されています:

  • 基礎試験:5つの区分から均等に出題され、2時間・100問(100点)、合格には各区分6割・総合で8割が必要。

  • 応用試験:聴解(50問・50分)+読解(60問・100分)で、110点満点中6割以上で合格。

これに沿って、基礎の土台を固めたうえで、応用力を養う練習が重要です。


まとめ:合格へのベスト・プラン

  1. 過去問を最低3年分、間違わなくなるまで繰り返す

  2. 計400〜500時間を目安に、毎日〜週単位で継続学習

  3. 「テーマ別・週サイクル」で学習範囲をバランス化

  4. ボランティアやアウトプットを通じて学びを実用化

  5. 試験構成を理解し、基礎→応用への流れを意識する

これらを組み合わせることで、効率的に実力を伸ばし、確かな自信で本番を迎えられます。
応援していますので、一緒に頑張りましょう!