大阪校ブログ

教室がもっと楽しくなる!日本語教師が使いたいICTツール活用術

2025.08.09

最近の日本語教育では、AIやデジタルツールを活用して、よりインタラクティブで学習者のやる気を引き出す授業づくりが注目されています。ここでは、Zoom、Google スライド、Jamboard、Quizlet の4つを取り上げ、それぞれの魅力と活用のヒントをご紹介します。


1. Zoom ─ オンライン授業の基本ツール

Zoomは、言語教育にもマッチするビデオ会議ツールです。ブレイクアウトルームを使うことで、少人数での会話練習が可能。対話を活発にしつつ、グループ発表やミニディスカッションも簡単にできます。
また、「オンライン授業活動集」によれば、投票機能などを使った形成的評価(formative assessment)も効果的に取り入れられます。これは日本語の聞く・話すスキル向上にも大きな効果があります。


2. Google スライド ─ 作って、共有して、進化する教材

Google スライドはオンラインで利用できるプレゼンツールで、複数人で同時編集できることが強み。教材をクラウドで準備し、学習者と共有したり授業中に共同制作することも可能です。
画像・音声・動画も組み合わせてわかりやすく、見た目の工夫も自分のスタイルに合わせて調整できます。教師も学習者も使いやすいツールです。


3. Jamboard ─ ホワイトボードにみんなで書き込む感覚

Jamboardは、オンラインホワイトボードのようなツールで、授業の導入や発想を広げるブレイクアウト活動に最適です。
付箋に書き込んだり、図を描いたり、グループで共同作業したりと、学習者の参加を促すビジュアルな活動にぴったりです。教師は即座に反応できることも大きな魅力です。


4. Quizlet ─ ゲーミフィケーションで語彙を定着!

Quizletは、語彙カードやクイズ、ゲーム形式で語彙を学べる学習アプリです。学習者がゲーム感覚で語彙練習できるうえ、競争的な要素もあり授業の盛り上げにも最適です。
調査によると、QuizletやGoogleフォームを使った学習は、成果を高め、ストレス少ない環境での学習に貢献しています。


まとめ:ICTツールは"学びの幅"を広げる

 ツール  特徴・効果
 Zoom  小グループ会話や即時交流に最適
 Google スライド  外部でも編集可、自作教材の強化に
 Jamboard  インタラクティブ思考共有が簡単に
 Quizlet  語彙定着と授業のテンポをUPさせる

これらのICTツールは、「教える力」×「学びの楽しくする工夫」を組み合わせるチャンス。現場でも無理なく取り入れられて、授業がもっとダイナミックになります。まずは1つずつでも試してみれば、自然と使いこなせるようになりますよ!