大阪校ブログ

【日本語教師向け】教案作成のヒントになるおすすめ本5選

2025.08.19

授業の構成に自信が持てず悩む新人教師から、より洗練された授業を目指すベテランまで。教案作成に悩んでいる方の強い味方になる本を厳選しました。「どんな本を読めばいいか迷っている」方は、ぜひ参考にしてください。


誰におすすめ?

  • 教案作りに慣れていない新人の方

  • 自己流の授業に迷いを感じている人

  • 養成講座・検定に合格したけれど実習未経験で自信が持てない方

  • ベテランでも授業設計をさらにブラッシュアップしたい人


1. 教案の組み立て方を基礎から理解したいなら 「日本語教師の7つ道具シリーズ+ 教案の作り方編」

このシリーズは、教案に必要な要素や構成ステップが具体的にまとめられていて、「教案って何をどう書くの?」という人にもおすすめです。実際の教案例も載っており、新人の頃に非常に役立ったとのこと。

また、「授業の作り方Q&A78編」では、現場での疑問に答える形式で答えが整理されており、リアルな困りごとに対応できます。


2. 分野別に学びたいなら 「新人日本語教師のために授業づくり練習帖」

「書く・読む・話す・聞く」「漢字・語彙」「文型・文法」など、分野ごとに授業アイデアや工夫が整理されています。読んで考えながら進められる構成で、新人もベテランも力の出る一冊です。

併録の「お助け便利帖」は、「作文のテーマが決まらない」「発言者が偏る」など、あるあるの悩みに対する対処法が載っています。


3. 教える"設計力"を高めたいなら 「上手な教え方の教科書―入門インストラクショナルデザイン―」

「教えることの科学と技術」として紹介されたインストラクショナルデザインの入門書。理論に基づいた授業設計を学ぶことで、教案の精度がグンとアップします。マンガ形式で読みやすく、理論が苦手な方にも手に取りやすい工夫があります。


まとめ: こんな流れで本を活用しよう

ステージ おすすめの本
教案の基本構成を知りたい 「7つ道具シリーズ+ 教案の作り方編」
領域ごとの授業展開を学びたい 「授業づくり練習帖」&「お助け便利帖」
授業デザインの理論を得たい 「上手な教え方の教科書」

教案作成は「目的→導入→練習→まとめ」を意図的に組み立てる"授業デザイン"のプロセスです。これらの本を通して、自分の授業を"考えてデザインする"力を身につけてみてください。