大阪校ブログ

【すぐに使える!】 初級学習者向け シンプル設定のロールプレイカード活用法

2025.07.15

こんにちは!
ロールプレイは「会話の練習」に最適なアクティビティですが、初級の学習者には難しいのでは?と感じる方も多いかもしれません。

でも実は、設定や表現をシンプルにすれば、初級でも十分に活用できます!

今回は、初級クラスですぐに使えるロールプレイカードの例と、授業への取り入れ方をご紹介します。


◆ ロールプレイは、初級のうちから!

「まだ文法も語彙も少ないのに...」と思うかもしれませんが、限られたことばでも「伝える力」を伸ばすのが初級ロールプレイのねらいです。

以下のような簡単な設定で、「伝える・聞く・応じる」練習ができます。


◆ 初級におすすめ!シンプルなロールプレイ設定

シーン1:「スーパーで買いもの」

Aさん(店員) Bさん(お客)
「いらっしゃいませ!」→「〇〇はどこですか?」と聞かれます。 「たまごを買いたいです」など、ほしいものを聞きましょう。

 練習表現:「〜はどこですか?」「〜をください」「いくらですか?」


シーン2:「駅で道を聞く」

Aさん(駅員) Bさん(外国人旅行者)
駅の係員。〇〇駅に行きたいという人に道を教えます。 日本で初めて電車に乗ります。「〇〇駅はどこですか?」と聞いてみましょう。

練習表現:「〜に行きたいです」「どうやって行きますか?」


シーン3:「友だちの家に行く」

Aさん(ホスト) Bさん(ゲスト)
友だちが家に来ます。「飲みますか?」「食べますか?」と聞いてください。 はじめて友だちの家に行きます。「ありがとう」「〜をください」などを使ってみましょう。

シーン4:「病院で相談する」

Aさん(医者) Bさん(患者)
病院の先生です。「どうしましたか?」「いつからですか?」と聞きましょう。 おなかがいたいです。「いたい」「〜から」などを使って話してみましょう。

練習表現:「〜がいたいです」「いつからですか?」「だいじょうぶですか?」


◆ 活用のポイント

カードに書く内容は最小限に
⇒ 難しい日本語をたくさん書くより、「行動」と「セリフ」を1つずつがベスト!

ペアで役割を交代して練習
⇒ 同じやり取りを立場を変えて練習することで、理解が深まります。

事前に使う表現を練習してから使う
⇒ 「まず語彙導入→ロールプレイ」の流れが効果的!


◆ こんなメリットも!

☆ 「先生、話せた!」という達成感
☆ ペア同士の自然な会話が生まれる
☆ 文法練習が"ことばを使う体験"になる


◆ まとめ:初級でも、伝える・聞くはできる!

「教科書の練習」だけで終わるのではなく、「少ない語彙でどこまで伝えられるか」を楽しめるロールプレイ。
実際の生活や日常会話に近い設定だからこそ、学習者の"使える力"が育ちます

初級だからこそ、簡単なロールプレイをぜひ取り入れてみてくださいね!