大阪校ブログ

【初級クラスで大活躍!】 効果的なフラッシュカードの使い方とは?

2025.07.12

こんにちは!
今回は、初級クラスを中心に多くの先生が活用している「フラッシュカード」について、効果的な使い方や授業での活用例をご紹介します。

「カードを見せるだけじゃ物足りない...」
「学生の反応がいまいち...」

そんなお悩みを解決するヒントになればうれしいです!


◆ フラッシュカードとは?

まずは基本から。

フラッシュカードとは、語彙・表現・文型などを視覚的に提示するためのカード型教材です。
絵・写真・文字・場面などが描かれたカードをテンポよく見せることで、学習者の理解と記憶の定着を助けます。


◆ 活用のメリット

✓ 視覚でインプットできる
✓ 初級者でも理解しやすい
✓ テンポよく授業が進む
✓ 楽しく参加できる

特に「文字が読めない」「まだ文法がわからない」という初級段階での導入に非常に効果的です。


◆ 基本の使い方3選

① 【語彙導入】イラストでテンポよく!

  • 例:「たべもの」ユニット
    カードを見せながらテンポよく言います。
    先生(T)「りんご」→ 学習者(S)「りんご!」(リピート)
    T「バナナ」→ S「バナナ!」

✓ ポイント:一枚2秒、5〜6枚程度でOK。繰り返しが効果的!


② 【文型導入】「これは〜です」のような文を作らせる

  • 例:「これは 〜 です」
    T(カードを見せながら)「これは りんご です」
    → ペアで同じカードを使って練習
    S  A:「これは みかん です」/B:「はい、そうです」

✓ ポイント:「質問&答え」のペア練習にも使える!


③ 【ゲーム形式で定着】クイズ・神経衰弱など

  • 例:「これは何でしょう?」クイズ
    T「これは あかい くだものです」→ S「りんご!」

  • 例:「神経衰弱」風にして、裏返しのカードを当てるゲーム
    学習者同士でカードをめくりながら語彙を復習できます!

✓ ポイント:授業後半やウォームアップにぴったり


◆ 応用編:オンライン授業でも使える?

はい、PowerPointGoogleスライドなどを使えば、オンラインでもフラッシュカードを活用できます。
また、「Quizlet」などのフラッシュカードアプリを使うと、スマホ学習にも対応できます。


◆ 自作のコツ

  • イラストは「シンプル&はっきり」がベスト

  • 1枚につき1語・1場面

  • 同じテーマでセットにしておく(例:食べ物セット、動詞セット)

☆ CanvaやPowerPointを使うと、無料で簡単にカードが作れます!


◆ まとめ:フラッシュカードは"導入の味方"

語彙や文型の導入に迷ったときは、まず「フラッシュカード」を取り入れてみましょう。
視覚+音声+体験でインプットが深まり、学習者の表情も生き生きしてきますよ。