大阪校ブログ

日本語にしかない⁉ おもしろオノマトペ5選

2025.07.08

~ドキドキ・ワクワクだけじゃない!音のことばの魅力~

こんにちは!
今回は、外国人学習者から「かわいい!」「どうして2回言うの!?」とよく話題になる、日本語の"オノマトペ(擬音語・擬態語)"についてご紹介します。

英語にも"擬音語"はありますが、日本語は特に数が多く、感情や動作のニュアンスまで細かく表現できるのが特徴。
しかも、その多くが"2回繰り返す"独特の形をしています。

では、日本語ならではの面白いオノマトペを5つ厳選して見てみましょう!


① ドキドキ(心臓の音/緊張・期待)

意味: 緊張したとき、心が高鳴るときの音や状態。

例文:

  • 明日の発表があるので、ドキドキしています。

  • 初めて会う人にドキドキ

学習者からの反応:「心臓の音が聞こえる言葉ってすごい!」


② ワクワク(期待・楽しみ)

意味: 楽しみにしていて心がはずんでいる様子。

例文:

  • 旅行の前日はワクワクして眠れなかった。

  • 新しい授業、ワクワクします!

英語の "excited" に近いけど、もっと"心が弾む"感じ!


③ イライラ(怒り/焦り)

意味: ストレスを感じている状態。感情が落ち着かない。

例文:

  • バスが来なくてイライラする。

  • 同じミスを何回もされて、イライラしました。

音だけで「感情の不安定さ」が伝わるのが面白いポイント!


④ キラキラ(光/輝き)

意味: 小さな光がたくさんあるような、輝く様子。

例文:

  • 夜空に星がキラキラ光っている。

  • 子どもの目がキラキラしていた。

視覚的な美しさを、リズムで表現しているのがユニーク!


⑤ モヤモヤ(はっきりしない/すっきりしない気持ち)

意味: 心や状況がスッキリせず、曇っているような感じ。

例文:

  • 友だちに言いたいことが言えなくてモヤモヤする。

  • 答えが出ないままで、モヤモヤしている。

"雲がかかっているような心の状態"を一語で表せるのは日本語ならでは!


◆ オノマトペは「音」だけじゃない!

日本語のオノマトペは、音をまねる「擬音語」だけでなく、感情や動作の様子を表す「擬態語」も豊富です。

これは、感覚や気持ちを音で表す文化的な特徴とも言えます。
だからこそ、「日本語って詩的で面白い!」という感想を持つ学習者も多いのです。


◆ まとめ:オノマトペで日本語がもっと豊かに!

「ドキドキ」や「ワクワク」があるからこそ、文章にリズムや感情のゆらぎが加わり、日本語はより生き生きとした言語になります。

日本語を学ぶ人にとってはちょっと難しいけれど、使えるようになると一気に表現の幅が広がるのが、オノマトペの魅力です。


次回は、「擬音語と擬態語ってどう違うの?授業での教え方」もご紹介予定です。
お楽しみに!