大阪校ブログ
模擬授業を何回もやるうちに見えてきた"授業のコツ"
2025.09.27
日本語教師養成講座の中でも大きな山場の一つが 模擬授業。
最初は緊張して「何をどう話せばいいんだろう?」と戸惑うことも多いですが、回数を重ねると少しずつ「授業のコツ」が見えてきます。
今日は、実際に多くの受講生が模擬授業を経験する中で気づいたポイントをまとめてみます。
「教える」より「伝わる工夫」が大切
模擬授業の最初は「文法の説明をしなきゃ!」とつい詳しく話してしまいがちです。
でも学習者にとっては、難しい説明よりも シンプルで分かりやすい例文やイラスト のほうが理解が進みます。
✔ 「説明する」より「例を見せる」
✔ 長い解説より「短く繰り返す」
これだけで学習者の反応が大きく変わるんです。
板書・カード・声のトーンで"情報整理"
模擬授業を繰り返すうちに気づくのが、情報の整理の大切さです。
板書をすっきり配置したり、絵カードを見せる順番を工夫したり、声の強弱を使ったりするだけで、学習者はどこを理解すればよいかが自然と分かります。
「助詞は赤チョークで強調」 「大事な言葉は少し声を大きく」
こうした工夫を入れると、模擬授業の見え方がガラッと変わります。
学習者役の"反応"を見て進める
最初の頃は「自分の台本どおりにやらなきゃ!」という気持ちが強いですが、回数を重ねると "相手の反応を見て調整する" 余裕が出てきます。
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反応が薄いときは → 例を増やす
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よく理解しているときは → 練習に早めに移る
こうした柔軟さが、実際の授業ではとても大事になります。
「うまくいかなかった点」が財産になる
模擬授業では、正直「うまくいかなかったな...」という回もあります。
でも、実はそこで得られる学びが一番大きいんです。
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板書を詰め込みすぎた → 次はシンプルに
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話が長くなった → 次はカードを使う
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練習時間が足りなかった → 進行管理を工夫する
失敗があるからこそ、次に進化できる。模擬授業はそのための場なのです。
授業は「一人で作るもの」じゃない
模擬授業では、同じ受講生同士や先生からのフィードバックがもらえます。
「その導入いいね!」「この板書分かりやすいよ」といった声は、自分では気づけなかった改善点を教えてくれます。
授業づくりは仲間と一緒に磨いていくもの。そう感じられるのも、模擬授業を繰り返すメリットの一つです。
まとめ
模擬授業を何度も繰り返すうちに見えてくるのは、
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教えることより「伝わる工夫」
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情報の整理
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相手の反応を見た授業運営
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失敗からの学び
-
仲間とのフィードバック
というポイントです。
日本語教師として実際に教壇に立つと、模擬授業で培った経験が大きな力になります。
ぜひ「回数を重ねるごとに上達している自分」を楽しみながら取り組んでくださいね!
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