大阪校ブログ
日本語教育における「ボランティア」と「有償」の違いとは?
2025.09.16
こんにちは!ルネサンス日本語学院です。
これから日本語教師を目指す方の中には、まずはボランティアとして活動を始めてみようかな...と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、日本語教育の現場でよく耳にする「ボランティア」と「有償(アルバイト・非常勤講師など)」の違いを整理してみます。
① 活動内容の違い
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ボランティア
地域の日本語教室や国際交流協会などで、外国人住民に対して日本語を教える活動が中心です。
「買い物で使う日本語」「子どもの宿題サポート」など、生活に密着した内容が多く、テキストを使うより"会話の練習"に重きを置くケースがよくあります。 -
有償(非常勤講師・アルバイトなど)
日本語学校や大学、企業研修などでの授業がメイン。
カリキュラムに沿った授業設計や成績評価が求められるため、教育的な専門性や計画性が必要です。
② 責任範囲の違い
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ボランティア
基本的には「無償」であり、責任も限定的です。
ただし、学習者との関わりは深くなるので、相手の生活や文化背景への理解が求められることもあります。 -
有償
「仕事」として報酬が発生するため、責任は重くなります。
授業準備や出欠管理、評価など、学校や組織の一員としてきちんと役割を果たすことが期待されます。
③ キャリアへのつながり方
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ボランティア
まずは日本語教育に触れてみたい、外国人と交流したい、という人にとっては最適なスタートライン。
「本当に日本語教師に向いているかどうか」を試す経験にもなります。 -
有償
養成講座を修了して資格を得ると、日本語学校や教育機関で働く道が開けます。
経験を積むことで、常勤講師や海外派遣、日本語教育コーディネーターなどのキャリアアップにもつながります。
まとめ
「ボランティア」と「有償」には、それぞれ役割や責任の重さが異なります。
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ボランティア:気軽に始められ、生活に寄り添ったサポートが中心。
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有償:教育機関の一員として、専門性と責任が求められる。
まずはボランティアで現場を体験してから、本格的に資格取得を目指す人も多くいます。
どちらも外国人の学習者を支える大切な活動であり、日本語教育に関わる第一歩になります。
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