2024年11月に初めて実施された「登録日本語教員試験」について、受験者や合格者の声をまとめてみました。合格率やルート別状況、受験対策のヒントがたくさん詰まっているので是非見てみてください!
昨年の試験結果、ルート別の合格率は?
文部科学省のデータよると、全体の合格率は 62.6% でしたが、ルート別に見ると差があります。
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試験ルート(基礎+応用受験):受験者数3,681 → 合格322人 → 合格率8.7%
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Cルート(応用のみ):受験者数5,530 → 合格3,365人 → 合格率60.8%
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D-1ルート:1,539 → 合格率60.3%
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D-2ルート:681 → 合格率63.7%
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Fルート:受験者266 → 合格44 → 合格率16.5%
※一部ルート(E-1/E-2)は試験免除
ポイント:基礎試験を含むルートの合格率が非常に低く、応用のみの挑戦が圧倒的に有利である点に注目です。
昨年度の受験者に聞いた"本音アンケート"
受験経験者へのアンケート結果もいくつか抜粋して紹介します。
試験対策で効果的だった学習法:
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テキストを数周して慣れる
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YouTubeの解説動画や予想問題を活用
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自然な業務の中で学習した
一番大変だったこと:
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「何を参考にしたら良いか分からない」
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「対策をしても本番の問題が想像できずモチベーションが続かない」
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「重要語の範囲や用語の整理を効率的にしたかった」
受験前に知っておきたいこと:
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講習動画の事前視聴が効果的(傾向把握に◎)
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誤用分析や訂正法の理解がカギ
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参考書×過去問の併用で、深い理解につながる
受験者から今年受ける人へのアドバイス:
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経験者は経過措置に該当する今がチャンス
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「満点を取ろう」と意気込みすぎず合格ラインを狙うのも手
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同じ教材を何周も繰り返す忍耐力が強みになる
合格力を高める学習戦略
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基礎試験の重要性:ルート選びで戦略を立てましょう。
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参考書と過去問の繰り返し学習:理解が浅くても、繰り返して"頭にしみ込ませる"ことが強力な武器になります。
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講習動画や用語集活用:出題傾向や用語を整理するための近道になります。
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経過措置を活かす:早めに挑戦できる機会を無駄にしないように。
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精神的な準備も大切:完璧主義になりすぎず、着実な合格を目指すこと。
いかがでしたか?
「登録日本語教員試験」は、戦略とやり方で大きく合格に近づける試験です。養成講座では、こうした"対策法"や"ルート選び"の相談にも応じていますので、気軽にご相談ください。
合格へ向けて、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!