修了生の声

宮原さん.png

国家試験対策コースで第一回日本語教員試験を突破~宮原 伶於さん~

2025.06.11

プロフィール

宮原さん.png

宮原 伶於さん

ルネサンス日本語学院 420時間コース 国家試験対策コース 名古屋校

大学時代に日本語学を学び、就職後改めて国家資格「登録日本語教員」を目指して受講を開始。
第一回日本語教員試験を突破し、無事登録日本語教員として就職決定。

日本語教師に興味を持った理由

宮原さん.png

宮原 伶於さん

元々大学で日本語学を専攻していて、卒業論文も役割語について研究しました。
役割語は、「○○ですわ」 「○○じゃ」といった言葉ですね。
役割語は、独自性を生み出すために色々な人が使い出し、
発展しているというか、新しいものが生まれつつあるような状況にあると思っています。

大学で日本語学を選んだきっかけは、ある日本語教師のコミックエッセイを読んで、
日本語そのものが面白いなと思ったことでしたね。

そこで印象に残っていたのが、「冷める」と「冷える」の違いでした。
「冷める」は、元々温度があるものが常温や冷たくなっていくニュアンス。
「冷える」というものは、それがもっと冷たくなるというような。
似たような言葉でもニュアンスが違うことがおもしろく、日本語に興味を持つようになりました。

ルネサンス日本語学院で受講を決めた理由

宮原さん.png

宮原 伶於さん

養成講座を探すにあたって一番気にしていたところが、
仕事をしながら学習を進められるかというところでした。

ルネサンスさんは通信(eラーニング)と通学に分かれていて
しっかり段階を踏んで学習できる点と、
通信の部分は仕事をしながら自分の空いた時間、隙間時間で勉強できるという点に魅力を感じました。

受講のスケジュール

宮原さん.png

宮原 伶於さん

10月に通学と国家試験対策コースを始めたかったので、
それまでにeラーニングを終わらせられるよう頑張りました。

今となってはそのスケジュールが試験勉強のために良かったかな、と思っています。
通学の勉強内容がそのまま試験に関わってくるので、
修了してから勉強し直しにならず、とても助かりました。

eラーニングの魅力

宮原さん.png

宮原 伶於さん

僕自身、あまり計画的に勉強を進められるタイプではなくて...。
紙の教材を購入して勉強をしようと思ったことはあったんですけど、
なかなか継続に繋がりませんでした。

eラーニングだと、レジメをダウンロードしてタブレットで勉強できるので、
ハードルが非常に低かったですね。わざわざ教材を出してくる必要がなくて、
気軽に勉強を始めやすいという点が一番良かったなと思っています。

国家試験対策コースの受講を決めた理由

宮原さん.png

宮原 伶於さん

僕の場合は、国家試験対策コース一本でした。
YouTubeは見ましたが、他の問題集を使うことはありませんでした。
ルネサンスさんの練習問題でしっかり対策できてたと思います。

一番時間を使ってやったのは、学習アプリ「モノグサ」でした。
「今何パーセント分学習が定着できてますよ」と定着率が可視化されていて、
全て正答すると100%になるんですけど、僕の場合は15周ぐらいして全部100%に近づけて試験に望みました。
僕にとっては、あのアプリが一番勉強になったと思っています。

あとは、試験2日前になって、「日本語教育の参照枠」というところが出る可能性が高いという情報を知りまして...。
かなり量が多いので、その範囲の色付きの部分だけピックアップして急いで勉強した覚えがあります。

国家試験を受けてみて

宮原さん.png

宮原 伶於さん

事前に予想されていた問題から大きく外れていた印象はないですが、それでも僕は難しく感じました。
試験内容については、カテゴリーごとに分かれての出題ではなくて、
カテゴリーをミックスさせた形で出題されたので、
そこが僕も含め受験された方が苦戦したポイントになるんじゃないかなと思います。

学習心理の部分を問われているように見えて、教育法も関わってる、だったりとか。
もう、理論科目で勉強した部分全てを、総合的に測るような試験に感じました。
出題形式の対策としては、国家試験対策コースの直前対策講座に、
総合的な出題の練習問題があったので、その部分を最後に1周しました。

苦手な人が多い「音声問題」について

宮原さん.png

宮原 伶於さん

音声問題を捨てるって方、意外と多いんですけど、
逆に勉強すれば取れるようになる、一番伸びしろがある分野だと思うんですね。
簡単な問題もあるので、そこだけでも解けるようになると大きな点に繋がってくると思います。
僕自身、合格の6割以上を取るのに、音声問題に救われた部分はあったかなと思っています。

音声問題の対策は、問題量が一番大事だと思います。
国家試験対策コースの直前対策講座で実際に音声を流してくださるのがよかったですね。
問題の傾向も掴めるようになりますし、やっぱり実際音声を聞いて、問題をたくさん経験して、
音声問題を得意にしてもらえればいいんじゃないかなと思います。
きっといつの間にかやれるようになってます。僕もそうでした。

日本語教員試験は1回しか音が流れないので、それがすごくプレッシャーでした。
僕はもう、説明をされる時間に問題を3ページぐらい先読みしてました。
開いていいですよって言われた瞬間に、数ページ問題の流れを把握して、
口腔断面図があれば「これ引っかかりそうだな」っていう部分だけ、先に音声記号を書きこんでました。

今後の目標とメッセージ

宮原さん.png

宮原 伶於さん

僕は、日本語に興味を持ってくれている人、
特に留学生を対象に日本語を教えていきたいです。

日本語そのものにもっと興味を持ってもらえるように、
日本語の魅力を伝えていけたらいいなと思っています。

日本語教師を悩んでいる人にメッセージ

宮原さん.png

宮原 伶於さん

僕の場合は、思い切って仕事を退職して日本語教師という道を選んだんですけど。
半年~1年で人生変わってると言えるぐらい、面白い未来が待ってるというのを、身をもって感じています。

もう海外に行かれる方が同じクラスの受講生から2・3人いるんですよ。
ドイツに行くって人もいますし、もう中国へ行かれた方もいますし。
なので、ぜひそういったところも楽しみにしてもらえたらと思いますね。

一歩踏み込めない方は、ご自身それぞれに「日本語教師になってみたいな」と思ったきっかけがあると思うので、
そこを一度振り返ってみてもらえたらいいかなと思います。

コラム用バナー_日本語教師養成講座.jpg日本語教師養成講座ならルネサンス日本語学院